これまでに2か所の就労移行支援機関で精神保健福祉士・社会福祉士として勤めていた経験があります。
今日は関西圏で評判の就労移行支援事業所「ハンズ」について調査をしていきたいと思います。
ハンズってどんな会社なの?
「ハンズ」という名前には、利用者や関係機関と手を取り合って連携の輪を広げていくという意味が込められているそうです。
それぞれが手を取り合うってとても大切な事ですよね。
ハンズとご利用者と関係機関の皆さまが、互いに連携し合い、三位一体で、よりよい結果を生み出すこと。
それこそが、「ご利用者が仕事を続けることができる」ための支援であり、私たちの理念です。
3本の線が互いに絡み合い、円を描くハンズのロゴマークには、そんな私たちの理念と想いが込められています。出典:公式サイト
データで読み解くハンズの実績!
次に、各種データからハンズの実績を見ていきたいと思います。
定着率
ハンズの定着率は92.2%。
2017年に調査された障害者のデータでは1年後の職場定着率は発達障害の方で約7割、精神障害者の方で約5割となっています。
ハンズの定着率はかなり高いことがわかりますね。
出典:『障害者の就業状況等に関する調査研究』 (2017年、JEED)
業種別の割合
次に就労先の業種です。
どの企業でも必要な業務である事務は、やはり求人も多いです。
様々なプログラムで未経験の人でも事務職へ就労可能なスキルを身につけることが可能です。
就労への道がグッと広がりますよ。
利用者の男女割合・年代割合・障害別割合
男女割合、年代割合を見ると、幅広い年齢層の方が利用している事業者であることがわかります。
就労移行支援事業所 ハンズの3つの特徴は?
スキル習得のサポート
ハンズのサポートは担当制。一人一人に合わせたペースでスキルアップをしていくことが可能です!
ハンズ独自の多彩なカリキュラムスケジュールが毎週提示されます。
それを見ながら、担当スタッフと相談して一緒に訓練スケジュールを組んでいけるので安心ですね。
ハンズでは自分の体調に合わせて、週1~2日・1時間だけ参加することもできるので無理なくスタートできると思います。
PC講座やビジネスマナーなどの就労に向けた実践的な訓練はもちろん、秘書検定、簿記などの資格取得に向けた合格支援なども行っています。
希望の職場に出会い、働くためのサポート
キャリアコーディネーターやジョブコーチの方と協力し、ご利用者の希望と適性に合わせた仕事をご紹介します。業種・職種ともに幅広い仕事を紹介でき、定着率はなんと92.2%!就職を目指すための自己分析や応募書類の書き方、面接の練習なども行い、安心して面接を受けていただけるよう、しっかりサポートします。
理想の職場探し・企業面接への同席
就労前の企業実習
就労後の就労定着サポートや面談
6つの事業所(兵庫・大阪)で地域に根差したサポート
兵庫県
ハンズ三宮
兵庫県神戸市中央区小野柄通5-1-27
甲南アセット三宮ビル3F
TEL:078-261-9595
ハンズ西宮
兵庫県西宮市産所町14-5
ニュートンビル西宮4F
TEL:0798-23-6750
ハンズ明石
兵庫県明石市樽屋町8-32
甲南アセット明石第一ビル5F
TEL:078-911-6900
ハンズ姫路
兵庫県姫路市西駅前町88
キャスパビル203号
TEL:079-282-8966
大阪府
ハンズ梅田
大阪府大阪市北区梅田1-2-2
大阪駅前第2ビル3F
TEL:06-6366-6022
詳しく見る
ハンズ天王寺
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-18
天王寺エルムビル5F
TEL:06-6775-1455
ハンズの利用対象者と利用の流れについて
ハンズの利用対象者は?
ハンズの利用ができるのは、精神・発達・知的・身体障害・難病等の障害をもち18歳から65歳未満の方で、企業への就労を目指している人です。
※自治体等の判断によっては、障害者手帳を取得していない人も利用できる場合があります。
ハンズ 利用手続きについて
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1問い合わせ・資料請求
「お問い合わせ・見学予約」フォームや電話で問い合わせることができます。
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2施設見学会・個別相談会
事業所選びにあたってとても重要な施設見学!
実際の訓練の様子を見学したり、訓練の内容や就労までの流れ、手続きについても相談できます。
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3無料個別体験会
施設見学で興味をもったら実際に体験してみましょう。
豊富なプログラムの中から気になる訓練を無料で体験することができます。
利用を決めるのは体験後でOKです。
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4サービス利用手続き
施設利用に必要な手続きをについて説明があります。
必要に応じて役所や相談支援事業所への手続き同行等のサポートも受けることが出来ます。
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5受給者証申請
住まいのある市区町村の役所で受給者証の申請を行います。
※申請後、調査終了ののち1週間~2ヶ月で受給証が交付されます
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6利用開始
申請、各種手続きが完了したら、利用開始となります。
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7カリキュラム実施
利用者それぞれの能力や体調・体力に合わせて、訓練カリキュラムの日数や時間を調整をします。
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8企業実習
必要に応じて受入先企業での就労体験(インターン)もあります。
受入企業とインターンからのスムーズなマッチングも期待できます。
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9就職活動
応募書類の書き方や、面接の練習といった就職活動の支援を受けることができます。
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10就労定着支援
継続して働くことができるように、就労後も電話や面談、職場訪問などの相談支援があります。
就労に結びつく支援の流れは?
就労移行支援ハンズのプログラム内容は?
必要なスキルが身につくプログラムを用意!
パソコンの基礎・応用パソコンを使ったことがない方にはタイピング練習やマウスの使い方など基本的な入力作業やWord・Excelの基礎のプログラムを。
またMOS試験やビジネス文書、実務書類作成の練習などの応用も目標や習熟度に合わせて段階的に学んでいくことも可能です。
ビジネスマナーの習得正しいビジネスマナーを身につけることで仕事をスムーズに進めることができます。
コミュニケーション・トレーニングコミュニケーション力は仕事をする上で重要なスキルです。
ハンズではスキルアップのため、発声練習、集団トーク・ディスカッション、SSTなどを実施しています。
基本訓練・・事務系では領収書作成やデータ入力、作業系ではボールペン組立や計量などの軽作業訓練を行います。
集団訓練・・主に軽作業の訓練を組み合わせて、グループで作業を行います。
これらの作業を通して仕事の指示の理解や集中力、継続力、注意力を高めたり、「報・連・相」の方法などを身につけます。
企業見学・実習企業見学によってどんな仕事をしているのかを把握でき、これからの就労についてイメージを 膨らませることができます。
企業実習では、実際の職場体験をすることができるので、就労に向けてあらためて課題の整理をしたり、対策を行うことができます。
就職支援各プログラムや企業実習などを通して学んだことを振り返り、「得意なこと」「苦手なこと」を整理し、就職活動の準備をします。
求人情報の整理、応募書類作成、面接練習、自己PRの仕方など、本番の面接を想定した面接練習を行いサポートしてくれます。
その他、個人の目標や課題に合わせた取り組み資格取得をサポート、基礎体力造り、運動の習慣づけ、一般常識、書字訓練等の支援サポート
ハンズの就職活動支援
ハンズでは担当職員が一人ひとりに寄り添うサポート体制を確立しています。
ポイント1 自己分析・自己理解・職歴の棚卸し
ポイント2 応募書類の作成アドバイス
ポイント3 ハローワーク情報の分析
ポイント4 企業や実習先の開拓
ポイント5 企業への説明や保護課ワーカーとの連携
ポイント6 面接の練習、同行
ハンズの就職活動の流れ
ハンズでは主にハローワークを利用して就職活動を行っています。
ハローワークに登録作業や企業等の求人情報の確認も担当職員に同行してもらうことができるので安心ですね!
関係機関と連携した支援
本人の努力だけでどうにかなるほど障害をもつ方の就労は簡単ではありません。
関係機関がチームとしてサポートできる体制が整っているハンズは安心できますね。
就労移行支援 ハンズ 向いている人
就労移行支援事業所は全国に3500ほどあるんです。
その中で、自分にぴったり合ったところを探すのは本当に大変だと思います。
さらに、利用できる期間が2年間と決まっているので、自分に合わない事業所に無駄に通うのはとても勿体ないですよね。
就労移行事業所は慎重に選びたいところです。
ハンズのプログラムは一つのスキルに特化した特化型ではなく、色々なプログラムを経験しながら幅広く、あらゆるビジネスに必要なスキルを身につけていく『一般型』です。
そのため、これまでの就労経験を活かしてさらにスキルを磨いてステップアップをしたいといった方よりも、初めての就労であったり、就労経験が少なくて不安がある方におすすめかもしれません。
プログラム内容だけでなく、事業所の雰囲気やスタッフさんとの相性もありますから、気になった方はぜひ見学をしてみてくださいね。
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