- 聴覚障害者を対象としていない事業所が多すぎる・・
- 聴覚障害者に特化した事業所ってあるのかな・・
- できれば同じ悩みをもつ仲間と就労に向けて頑張りたいな
聴覚障害は「見えない障害」です。聴覚障害は見ただけでは障害があることを判断できません。
しかしこの事は、聴覚障害者にとってプラスな面でもあり、また大きなマイナス面でもあるでしょう。
なぜなら周りからは障害者とは分からず、困り感を認知してもらえない事も多いからです。
そのため聴覚障害者への支援なども、後回しになりがちなのではないでしょうか。
この記事では、atGPジョブトレ 聴覚障害コースについて、強みや評判、口コミまでわかりやすく解説していきたいと思います。
atGPジョブトレの企業理念について
”「誰もが自分らしくワクワクする人生」を目指します”
これはatGPジョブトレの母体であるゼネラルパートナーズの企業理念です。
そして、ゼネラルパートナーズは「社会問題の解決」を起点に事業を創造し、
前向きで意欲がありながらこれまでチャンスを得られなかった人が、持てる能力を発揮し、活躍できる機会を創り出しています。
おすすめの三大就労移行支援
- ウェルビー まずは気軽に資料請求!早期就労コースが人気!
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聴覚障害コースの前身「いそひと」について
atGPジョブトレ聴覚障害コースの前身であった「いそひと」の名前の由来についても少しだけ。
「いそひと」とは、51という意味があります。音のある世界は、50音の世界です。
そんな、聞こえる人たちと変わらない世界とできるよう、51番目の手立てとなりたい。
その手立てがあれば、「聞こえ」の問題にかかわらず同じ世界・社会で暮らすことができるようになる、そんな存在となることをビジョンとしています。
(atGPの発達障害専門の就労移行支援サービス「いそひと」の名称は2021年5月に「atGPジョブトレ聴覚障害コース」に変更されています。)
データから読み解くatGPジョブトレ 聴覚障害コースの特徴
年間就職人数は?
atGPジョブトレでは事業所ごとの就職率を公表していないため、あくまでも1事業所あたりの平均の数字ではありますが2019年4月~2020年3月のatGPジョブトレの平均年間就職人数は、24名でした。
この数字は他の就労移行支援事業所と比較してもかなりの就職率だと思ってよいでしょう。
atGPジョブトレの定着率は?
atGPジョブトレの就労後6か月定着率はなんと91%なんですよ。
就職後の職場定着のためのケアが充実していることもちろんですが、atGPジョブトレは充実のサービス内容であることがこの数字に裏付けられています。
(サービスについてはこのあとatGPジョブトレの強みとして詳しく紹介しますね!)
身体障害の方の定着率は3ヵ月で約85%、6ヶ月では約70%、1年で約60%であることを考えると、atGPジョブトレ の91.4%(2019は年度実績)はとても高い定着率ということがわかりますよね。
atGPジョブトレはどんな人が利用してるの?
※2019年9月~2020年8月の就職データより
atGPジョブトレは20代~50代まで幅広い年齢の方が利用されているのがわかります。
どんな企業に就職してるの?
ここまで公表されているデータをもとにatGPジョブトレ 聴覚障害コースについて調査してみました。
どのデータからも業界トップの実績があるようですね。
さらに強みやメリットについて詳しく見ていきましょう。
ここが自慢!5つのatGPジョブトレ 聴覚障害コースの強みやメリット
では、atGPジョブトレ独自の強みをみていきましょう
その1 聴覚障害に特化したコース!
聴覚障害専門のプログラムで自分に合った対策ができます。
その2 聴覚障害をもつ仲間と支えあえる
atGPジョブトレ聴覚障害コースであれば、同じ悩みをもち共感しあえる仲間がいます。
それぞれの経験を共有することもでき、当事者同士のピアサポートにもなります。
atGPジョブトレの支援員の中には障害をもつピアスタッフもいるのでロールモデルとして心強い存在になりますね。
こちらもオススメ【障害に負けない支え合い】ピアサポート・ピアサポーターって何?
その3 atGPジョブトレは充実のサービス内容
atGPジョブトレが充実したサービスと言われているのには理由があります!
サービスの大きな柱① 就職に必要な3つのスキルの習得
障害理解・対処スキル
これまで使ってきたコミュニケーション手段だけでなくそれ以外の方法も数多く体験し、口話、読話、筆記、手話、指文字などをシーンに応じて最適な手段を選べるようになります。
ビジネススキル
atGPジョブトレは事務職での就職率が94.5%です。
事務職での就労に必要なビジネスコミュニケーション、対人コミュニケーション、PC研修、RPAトレーニングなどを身につけていきます。
実践スキル
模擬職場トレーニング、企業実習(インターン)などを通して実践スキルを学びます。
※企業実習からそのまま採用選考に進む場合もあります。
サービスの大きな柱② 就職活動のサポート
[ptimeline color=”yellow”] [ti label=”STEP1″ title=”就職活動の準備をする”][/ti] [ti label=”STEP2″ title=”就職先との出会いをサポート”][/ti] [ti label=”STEP3″ title=”丁寧な個別サポート”][/ti] [/ptimeline]サービスの大きな柱③ 就職後の職場定着
就職後半年間、定期面談、就職先企業への定期訪問、定期アンケート、OBOG会などのアフターフォローを受けることができます。
また、半年以降もサポートを希望される場合は定着支援サービス(最大3年間)を利用することができます。(要別途契約)
その4 グループ会社アットジーピー【atGP】との連携
atGPジョブトレを利用しながら、atGPの就職支援サービスも活用して就職の可能性を広げることができます。
atGPエージェント
キャリアプランナーが希望者の条件に見合った求人を一緒に探し、就職までの無料サポートを提供しています。
atGP転職
希望者は求人を自由に検索・閲覧し、希望する求人企業に対して直接応募できます。
民間企業による障害者に特化した転職支援業界では質・量ともに業界No.1の求人情報を提供しています。
その5 事務職の就労に強い!
カリキュラムの6割が、職場で力を発揮できるようになるための実践的なトレーニングです。
- ビジネスコミュニケーション研修
- 対人コミュニケーション研修
- PC研修
- 模擬職場トレーニング
- 企業での実習(インターン)
atGPジョブトレ聴覚障害コースの利用料金は?
就労移行支援事業所の利用料金は世帯所得(本人と配偶者)に応じて、「負担上限月額区分」が決められています。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3)。 | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
※注1:3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります
※注2:収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
※注3:入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります
自己負担金がかかる場合でも、お住いの市区町村によっては就労移行支援の利用に助成金が出る可能性があります。
見学の際事業所に相談してみましょう。
atGPジョブトレ聴覚障害コースの利用手順
見学・個別相談会申し込み
見学や個別相談を申し込みフォームから申し込みましょう
見学・個別相談(約1時間)
希望の事業所で実際のトレーニング風景の見学と、サービスについて詳しく聞くことが出来ます。
担当のスタッフに、不明点や気になる点などを相談しましょう。
体験通所(5日間)
5日間、無料で体験通所をすることが可能です。
実際に通所してプログラムを体験して、事業所の雰囲気を感じてから通所を検討しましょう。
受給者証の申請・発行
お住まいの市区町村にて、「障害福祉サービス受給者証」の申請手続き行います。
手続きはスタッフのサポートを受けることが出来るので安心です。
atGPジョブトレ聴覚障害コース3つの弱み・デメリット
良いことづくめのように見えるatGPジョブトレにもデメリットはあるのでしょうか?
その1 事業所の数が少ない
現在、atGPジョブトレ聴覚障害コースはatGPジョブトレ大手町のみになっています。
その2 交通費・昼食の助成がない
atGPジョブトレでは交通費や昼食の助成はありません。
ただしお住まいの自治体によっては交通費の補助があるところもありますので事業所や福祉課に確認することをおすすめします。
その3 事務職以外の仕事がしたい
atGPジョブトレは事務職での就職率が94.5%となっています。
どの業種にも事務業務は不可欠なため、事務職に必要なスキルを身につけることは大きなチャンスにつながるといえます。
しかし、IT系などの専門スキルを必要とする職種を必要な場合は、atGPジョブトレIT・WEBなどの専門スキル特化型の事業所がおすすめです。
atGPジョブトレ聴覚障害コース 口コミ
サポートの内容はITに重点が置かれており、スマホやタブレット、パソコンの研修が主に行われていました。読話、手話、指文字、筆記もありますが、どちらかというと次の情報保障ツールと位置づけられているのが印象的でした。 出典元:梅村こども診療所相談室
atGPジョブトレ聴覚障害コース 事業所の場所はどこ?
atGPジョブトレ大手町(旧リンクビー・いそひと)
アクセス |
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所在地 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-5-4 加藤ビル1階 |
まとめ atGPジョブトレ聴覚障害コースに向いている人
ここまでatGPジョブトレ聴覚障害コースの強みやプログラム内容について調査をしてきました。
聴覚障害の方に特化した就労移行支援はめずらしく、全国的にも数が少ないです。
そのため、atGPジョブトレへ通所可能な聴覚障害の方であればまずは見学に行ってみましょう。
普段使っている口話、読話、筆記、手話、指文字などのコミュニケーション手段以外の方法を学ぶことで、就労の選択肢も広がります。
atGPジョブトレ聴覚障害コースは、聴覚障害のある仲間とともに就労を目指したい方、専門の支援を受けたい方におすすめの事業所です。
見学に行ってきました!
30代男性