就労移行支援に関するよくある質問7選【見学・申し込み前に読む】

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はじめまして、精神保健福祉士・社会福祉士のメントスです。
私はこれまで、就労移行支援事業所や障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)で、障害をもつ方の就労支援に携わってきました。

この記事では、
「就労移行支援に興味があるけれど、わからないことだらけで不安……」
という方に向けて、見学・申し込み前によくある質問にお答えしていきます。

少しでも、あなたの不安を和らげるお手伝いができたらうれしいです。

この記事を書いた人

精神保健福祉士・社会福祉士のメントスです。

これまでになかぽつ(障害者就業・生活支援センター)と就労移行支援事業所の2つの就労支援機関で障害のある方の就労のサポートを行ってきました。

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よくある質問

Q1. 就労移行支援ってどんな人が利用できるの?

就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障害のある方が利用できる福祉サービスです。
対象となるのは、たとえば次のような方です。

  • 精神障害、発達障害、身体障害、知的障害、難病などのある方
  • 障害者手帳を持っている方(※手帳がなくても利用できる場合もあり)
  • 就職を目指している方

就労経験の有無に関わらず、支援を受けながら自分に合った働き方を探していく場所です。

実際、私が支援していた現場では、

  • 「長年自宅で過ごしていたけれど、もう一度社会に出たい」とチャレンジを決めた40代の方
  • 「アルバイト経験しかなかったけれど、正社員として働きたい」と新しい目標を立てた20代の方

など、年齢も背景もさまざまな方が通われていました。

就労移行支援は、これまでの経歴や今の状況に関係なく、”これから働きたい”という気持ちを大切にサポートしてくれる場所です。

メントス

「働きたいけど、何から始めたらいいかわからない」という方も、安心して相談してみてくださいね。


Q2. 利用にあたって障害者手帳は必要?

結論から言うと、手帳がなくても利用できる場合があります。

  • 主治医の診断書や意見書で支援が必要と認められる場合
  • 発達障害や精神疾患の診断は受けているが、手帳がまだ申請中の方

など、状況によって柔軟に対応されるケースもあります。

自治体や事業所によって異なるため、まずは希望する事業所に相談してみてください。

メントス

大切なのは、「手帳の有無」ではなく、あなたに必要な支援が届くかどうかです。

Q3. 費用はどれくらいかかるの?無料でも使える?

ほとんどの方が、**自己負担なし(無料)**で利用されています。

就労移行支援の費用は、行政が負担するしくみになっており、

  • 生活保護世帯・低所得世帯 → 0円(無料)
  • その他の方でも、多くが月額0〜数千円程度

というのが実情です。

ただし、昼食代や交通費は自己負担になる場合があるので、事前に確認しておくと安心ですよ。

Q4. 見学には何を持っていけばいい?服装は?

持ち物も服装も、気負わなくて大丈夫です。

  • 持ち物:筆記用具・メモ帳
  • 服装:普段着でOK(清潔感があれば十分)

特別な準備は必要ありませんが、事業所によっては「体験活動」が含まれることもあるため、動きやすい服装だとより安心です。

メントス

申し込み時に「服装について」一言確認しておくと、なお良いですね。

Q5. 見学したらすぐに申し込まないといけない?

いいえ、見学したからといって、すぐに申し込む必要はありません。

見学は「自分に合うかどうか」を見極めるためのもの。焦らず、じっくり考えてから決めましょう。

違和感を覚えた場合は、無理に申し込まなくて大丈夫。
長く通う場所だからこそ、「ここなら続けられそう」と思える場所を選んでくださいね。

実際に私が支援していた中でも、「最初に見学した事業所に勢いで申し込んだけれど、通い始めてから『思っていた雰囲気と違った』と悩んだ方」がいらっしゃいました。

そんなときも、事業所を変更することはできますが、できれば最初から自分に合った場所をじっくり選ぶことが、長く安心して通うためのポイントです。


Q6. 複数の事業所を見学してもいい?

もちろんです!
複数の事業所を見学することは大切なプロセスです。

事業所によって支援内容や雰囲気は大きく異なります。実際、多くの方が2〜3か所を見比べて、自分に合った事業所を選んでいました。

比較することで、「ここなら自分に合いそう」と感じるポイントが見えてきますよ。

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