京都の就労移行支援 なごみ
「なごみ」は京都の中京区で就労継続支援A型と就労移行支援事業所を運営しています。
ビジネスマナー等の就職に必要な基礎を学ぶだけでなく、京都らしい京町家での清掃作業や京都の伝統工芸品の作業補助、京野菜の農作業補助等、なごみ独自のプログラムで就職を目指すことはもちろん、生活と仕事を自立できるサポートを行っています。
その丁寧で独自性のある取り組みは度々新聞でも取り上げられてきました。
就労三銃士のサイトではこれまでも独自性のある就労移行支援事業所の取り組みを紹介してきましたが、こういった地域性を感じられるものはまだ少ないので今後増えていくといいですね。
新しいコラボ 就労支援×アウトドア
これまでも「なごみ」では、ひとりひとりのやりたい仕事にあわせ、やりたい仕事のある企業とプログラムを組むなど個別のプログラムを行っていました。
利用者の方々にも喜ばれていたのですが、コロナウィルス感染症の影響で職場実習が中止になったり、就職内定が取り消されたり・・・。
そこで受諾での訓練だけに頼ることなく、様々な訓練を行うことができ、さらに収益を得ることができるようアウトドア商品の開発と販売を展開することになったのです!
なぜアウトドアギア事業?
それは代表の本多さんの趣味が大きく影響しています(笑)
30年前に初めてキャンプを経験し、2018年から再燃し現在に至ります。
休日はほとんどをキャンプに費やしているほどです。
また、昨今のキャンプブームの中で自分が好きな海辺や見晴らしの良い景色の場所でのキャンプスタイルを考えた際、どうしても必要な道具が焚火台でした。
様々な焚火台がある中、機能面やデザインにおいて自身が納得いく形を追求した結果、本商品が誕生しました。引用:なごみブログ
こういうのっていいですよね!
「好きを仕事に」は障害をもつ方たちにとって仕事を長く続けるための大きな要素です。
代表の”好き”がつまった焚き火台はどんなこだわりがあるのでしょうか?
風を味方にする焚き火台「Flame in the Wind」
ノーマルモード
えぇっ この焚き火台 かっこよすぎないですか?
実は私も年間を通してキャンプに行くんです!
特に冬のキャンプが好きで焚き火はマストなんです。
焚き火台もいくつも持っているんですが・・こんな焚き火台は見たことなかったですね!
ノーマルモードは開口部にフライパンや鉄板を乗せて焚き火で料理をすることが可能です。
Windモード
先ほどの写真と比べると開口部の位置が変わっているのがわかるでしょうか?
風の影響を受けにくいだけでなく、輻射熱の効果で暖を取れるようになっているんですね。
これがあれば、寒い冬のキャンプや風のある海辺のキャンプもへっちゃらです!
架空のブランド「CYRUS9(サイラス) ナイン)」
このブランドのコンセプトも面白いんです。
『架空のサーファーが立ち上げたガレージブランド「CYRUS9」』
海辺のサーフキャンプがコンセプト
・風に強い(風が強いと焚火・暖を取ることが難しい)
・コンパクトさはいらない(車での移動が多いため)
今後もビーチキャンプを専門としたアイテムを展開していくそうです。
ビーチキャンプは風もあり、テントを固定するのが大変なイメージ。
砂地用のペグやかっこいい土のうなどあったら嬉しいな~
就労支援の焚き火台 発売前から大評判!
空前のキャンプブームはまだまだ終わりそうもありません。
100均のお手軽グッズからオーダーメードまで、キャンプギアは日々進化をとげ、様々な媒体で新しい商品が紹介されています。
そんな中でも多くの人が参考にしているアウトドアメディアでも「Flame in the Wind」は紹介されていますよ。
BE-PAL(https://www.bepal.net/archives/198389)
GOOUT(https://web.goout.jp/gear/216031/)
ソトシル(https://sotoshiru.com/articles/151029)
現在、クラファンサイトMaquakeで応援購入ができます。通常よりお安く購入できるので要チェックです!
就労移行支援から自営の道!
「なごみ」では、これまでにも一般企業への就業だけでなく、起業を目指す訓練プログラムも実施してきました。
今後はこのアウトドア事業を通して、商品開発や宣伝、デザイン、発注・発送管理などの仕事を実際に体験しながら学ぶ訓練も受けることができます。
新しい商品を考える
商品の宣伝を考える
商品や広告のデザインを考える・作る
商品を知ってもらうための企画を考える
お客様とお話をしてどんなものが欲しいと思われているかを聞き出す
商品の売れ行きを管理する
チームの仕事の分量を考える
商品を撮影する
引用:なごみブログ
コロナ禍でできなくなってしまったことや、上手くいかないことなどをいつまでも嘆いていてはいけない。次の手を考えよう!
そういった「なごみ」の姿勢は必ず利用者さんにも伝わります。
またたくさんのメディアに取り上げることで、障害者雇用についても多くの方に知っていただく機会になり、雇用の創出にもつながりそうです。
障害を持っていても自分の強みを探したり育てたりしながら、将来は自営で独立したい!
そんな方にぴったりの就労移行支援事業所「なごみ」にこれからも注目したいです!
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