境界性パーソナリティ障害の人に向いてる仕事、向いてない仕事は?

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境界性パーソナリティー障害 向いてる仕事
  • ストレスに対して強く反応してしまいまわりが見えなくなることがある・・
  • 周りの人を不必要に評価してしまい関係性を悪くしてしまう・・
  • 感情のコントロールがきかなくなり落ち着くまでに時間がかかる・・

仕事をする上で感情のコントロールが難しい時や人間関係がうまくいかず悩んでいる人はいませんか?

仕事の不安定さが生きにくさに大きく影響していることもあるかもしれませんね。

境界性パーソナリティ障害の人が就職・転職する場合、どんな仕事が向いてるのでしょうか。

今回は境界性パーソナリティ障害を持つ人に向いてる仕事と向いていない仕事について解説します。

自分に向いてる仕事を見つけて、なるべく長く働けるようにしたいと考えている人や、境界性パーソナリティ障害を持つ人のご家族やパートナーは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

公認心理師のサイトスです。

現在は複数の企業でメンタルヘルス関連の研修やカウンセリングを行っています。仕事を継続することに困り感のある方と一緒に、一人ひとりに合った働き方を考えサポートしています。

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境界性パーソナリティ障害とは?


パーソナリティ障害の一種である境界性パーソナリティ障害のB群に分類されています。

パーソナリティ障害は3つの群に分かれており、「A群:独特の感性を持つ」「B群:感情的に周囲を巻き込む」「C群:不安や恐怖心が強い」という特徴があります。

パーソナリティ障害のB群


B群には境界性パーソナリティ障害や自己愛性パーソナリティ障害、反社会性パーソナリティ障害、演技性パーソナリティ障害の4つがあり、いずれも他者を何らかの形で巻き込む傾向があります。

しかし、それは「性格が悪い」ということではありません。

パーソナリティ障害は性格の問題ではないですし、きちんと治療することで改善が期待できます。

境界性パーソナリティ障害の特徴

メントス

境界性パーソナリティ障害の主要な特徴は、感情の波が激しく、対人関係が不安定であることです。

そのため、自分自身の感情に振り回されやすく、ネガティブな感情に引きずられてしまうと、自我をコントロールできずに衝動的な行動をとることがあります。

そして、その感情が落ち着いたときには、その行動を激しく後悔するというパターンを繰り返すことが多いです。

また、境界性パーソナリティ障害の人は、コミュニケーションを苦手とすることが多く、人間関係や対人関係が続かないことが一般的です。対人関係を維持するのが困難なため、彼らには特定の種類の職業が向いていると言えます。それ

は感情の波や対人関係の問題が職場でのパフォーマンスに大きな影響を与えないような職業です。

そのような職業に就くことで、境界性パーソナリティ障害の症状に影響されることなく働くことができます。その一方で、治療を続けることにより、症状の改善や緩和も期待できるでしょう。

境界性パーソナリティ障害に向いてる仕事

境界性パーソナリティー障害 向いてる仕事


向いてる仕事は「自分のペースで進められる」「集団行動の必要性があまりない」という2つの特徴のいずれかが当てはまります。

この項目では、具体的に向いてる仕事をご紹介します。

データ入力


渡された資料を一つのデータに入力する業務がメインの仕事です。

初心者でもマニュアルを見ながら作業が進められますし、在宅ワークの求人も多いといわれています。

webデザイナー


全く人と関わらないわけではないため、その点でいうと人との関わりを欲しやすい境界性パーソナリティ障害の人には向いてるかもしれません。

打ち合わせなど以外は、基本的に一人で作業できますし、データ入力同様に在宅で作業できることもメリットです。

プログラマー


資格を取得する必要はありますが、人と関わることが少ないなかでも比較的高収入で安定して働ける可能性が高くなります。

プログラミング技術やそれらに関する資格は就労移行支援事業所で学べる場合が多いので、福祉制度を活用しましょう。

webライター


ライター業は、インタビュー記事以外は依頼人とのやりとりがメールやチャットなど文字のみの場合が多いです。

在宅でもできるので人間関係のストレスも少ないでしょう。

クラウドソーシングサイトなどでお小遣い稼ぎとして始める人も多いようですよ。

事務や経理


多くの場合は出社することにはなりますが、企業ごとに業務内容が異なる場合もあるため、チームプレイではないところを選ぶなどの工夫はしやすいです。

はじめから正社員ではなくても派遣事務やアルバイト・パートからはじめても良いでしょう。

境界性パーソナリティ障害に向いていない仕事

境界性パーソナリティー障害 向いてない仕事

境界性に向いていない職業には「ノルマがある」「営業や販売など商品をセールスする」「チームプレイの業務が多い」という特徴があります。

境界性パーソナリティ障害の人々は感情の波が大きいため、認知や感情の波に左右されやすく、自身の考え方や気持ちがころころ変わりやすい傾向があります。

そのため、一定のノルマを達成するというプレッシャーの下で働くことは困難であることが多く、また、積極的な営業活動では、他人とのコミュニケーションが密接になるため、彼らの感情の不安定さが職務遂行の妨げとなりやすいのです。

さらに、彼らは「見捨てられる」ことへの強い恐怖感を持っています。その結果、求められている以上の成果を出すために過度に努力し、自己管理が難しくなることがあります。

これは特にノルマが設定された仕事や、一定の社会的距離を保ちながら効果的なコミュニケーションを取る必要がある職業において問題となりやすいです。

したがって、これらの特性を考慮すると、ノルマがある仕事や、他人とのコミュニケーションが必要な職業は、境界性パーソナリティ障害にとって「向いていない仕事」と言えるでしょう。

自分に合った仕事を効率よく探す方法


今回は境界性パーソナリティ障害の人に向いてる仕事と向いていない仕事を紹介しました。

境界性パーソナリティ障害はきちんと治療をすれば治る見込みのある障害です。

合う仕事に就いて治療を続けながら、症状にも困らない生活を目指しましょう。

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