- 就労移行支援でトレーニングしたいけど交通費や昼食代が負担になりそう・・
- できれば出費を抑えながら通えるといいんだけど・・
- 経済的に負担なく通えるところってあるのかな?
就労移行支援をこれから利用しようと思っている方は、現在は就労していらっしゃらない方が多いだろうと思います。
なぜなら就労移行支援はの対象者は「一般企業などへの就労を希望している離職中の人」だからです。
離職中で収入がない方や失業保険や貯金でやりくりして生活している方にとって、就労移行支援事業所へ通う毎日の交通費や昼食代は痛い出費ですよね。
そこでこの記事では東京で昼食の提供と交通費の補助があり、通所に負担の少ないおすすめのの就労移行支援事業所を紹介したいと思います。
就労移行支援事業所選びに失敗したと感じている利用者の声で多く聞かれるのが「事業所の雰囲気が自分には合わなかった」「自分の受けたいプログラムがなかった」「障害の特性を考慮してくれなかった」といったものです。
就労移行支援事業所は、自主的な活動を中心とした所から、障害の特性に合わせた個別サポートを強化している所まで様々。事業所選びに失敗しないためには、「自分の通える範囲にどんな事業所があるのか」をしっかりと調べることが重要なのです。
就労移行支援は原則2年しか利用できないサービスなので、事業所選びに失敗したくはありませんよね。
資料請求や、見学を行って事業所を比較するところからはじめてみましょう。
2分で資料請求完了です
昼食付の就労移行支援事業所はどのくらいあるの?
平成30年度に厚生労働省 が行った食事提供体制加算等に関する実態調査によると、全国で約6割が食事の提供を行っているというデータがあります。
都道府県別の食事提供率のデータはわからないのですが就労三銃士がこれまで調査している感覚では、東京の食事提供率は6割には満たないのではと感じています。
就労移行支援事業所が食事提供を行う理由は?
昼食の提供を実施している理由は以下のようなものが多いです。
利用者の健康のため、食事の栄養バランスなどに配慮している。
食事を楽しめるような環境づくりや雰囲気づくりに配慮している。
利用者の経済的負担を減らす。
反対に食事提供を行っていない理由としては以下のようなものがあげられています。
・食事を買ったり、食べたりする店が事業所周辺に多くあり、食事に不自由しないから
・食事の提供よりも、他のサービスの充実に力を入れたいと考えるから
・食事を提供するための調理設備等を用意することが難しいから
ウェルビー
運営会社 | ウェルビー株式会社 |
対象 | 精神障害・身体障害・知的障害・発達障害・難病・その他 |
対象地域 | 北海道 宮城県 栃木県 群馬県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 新潟県 石川県 長野県静岡県 愛知県 三重県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 滋賀県 岡山県 広島県 愛媛県 香川県 福岡県 熊本県 長崎県 鹿児島県 |
就労実績 | 986名(2022年度全体) 累計6251名 |
定着率 | 91.3%(6ヶ月定着率| 2021年10月~2022年9月 の期間で就職した方) |
事業所数 | 108事業所 (全国|2023年8月現在 仮オープン含む) |
ウェルビーはリタリコワークスと並ぶ就労移行支援の大手事業所です。全国展開をしており、障害のある方の就労サポートに多くのノウハウがあります。
また、ウェルビーには「短期就活・長期就労」に重点を置いた就活集中コースがあり、人気のコースとなっています。
就活集中コース対象者
・早期の就労を目指している18歳以上65歳未満である障害のある人
・1年以上の就労経験があって、退職後1年以内の人
・就労の準備が整っていてすぐにでも就職活動ができる人
・決められたスケジュール通り通える人
(心身の状態が早期就労に適しているか確認があります。)
ウェルビーの昼食・交通費補助
ウェルビーではカロリー計算されたヘルシーで栄養バランスのとれた昼食の提供があります。
残念ながら交通費補助はありませんが、お住まいの自治体からの補助が受けられる場合もありますので、確認してみましょう。
ココルポート
ココルポートは東京に13事業所、全国には66事業所ありリタリコ、ウェルビーに並ぶ大手事業所といえます。
ココルポートは一般総合型の事業所で、550種以上の様々なプログラムに参加することが可能です。
事業所名 | cocorport ココルポート |
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対象 | うつ病・発達障害・知的障害・身体障害・精神障害 |
6ヶ月定着率 | 89.7% |
就職者数 | 2,443名 2022年4月時点 |
昨年こちらで色々なプログラム(PCスキル、ビジネスマナー等)に参加させて頂き、お陰様で生命保険の会社に転職出来ました。スタッフの皆様からの支援があったお陰です。本当に有難う御座いました。
今はコロナで大変な状況ですが、目標を立てて真剣に通所すれば必ず光は見えてきます。トレーニー(通所者)の皆様も、何か1つでも目標を立てて頑張って頂けたらと思います。引用:Google口コミ
ココルポートの昼食・交通費補助
終日・または午前半日通所の方で、お弁当をご希望の方に無料で提供されています。
また、公共交通機関を利用して通所される方へ上限1万円/1か月で交通費補助があります。
Job庵 北千住
Job庵の母体は精神科医療機関の成仁病院。メンタル面のサポートを受けながら就労支援を受けることが可能です。
事業所名 | JOB庵 |
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対象 | 統合失調症、うつ、双極性障害、気分障害など精神疾患 自閉症スペクトラム、アスペルガーなど発達障害の方 |
所在地 | 東京都足立区千住仲町16−1 ニコービル2F |
PCスキル | IllustratorとPhotoshopに特化 |
わかりやすいオリジナルの動画もyoutubeにアップされています。
Job庵の昼食・交通費補助
北千住にある有名お惣菜屋さんのお弁当が数種類の中から選べます。
交通費は1日往復500円まで支給されます。1か月の上限は11,500円です。
ワークステーション Jade 中野
ワークステーション Jade 中野では、GATBを活用して職業適性の確認を行いながらひとり一人に合った個別プログラムを提供しています。
職業トレーニングプログラム
1. パソコンスキルトレーニング
2. 事務作業トレーニング
3. 軽作業トレーニング
4. 企業実習
コミュニケーションスキルプログラム
1. ビジネスマナー(全12回)
2. SST(Social Skills Trainin : 社会生活技能訓練)
日常生活安定化プログラム
1. 疾患や障害の理解と対処方法
2. 自己管理能力向上プログラム
3. ご家族・保護者支援プログラム
ワークステーションJade 中野の昼食
管理栄養士がバランスを考えて手作りしているお弁当を提供。
昼休憩をまたいで参加される方に限ります。
ワークステーションJade 中野の交通費補助
通所交通費の半額支給(月上限2万円まで)
就職してからも交通費等、業務上で使用した費用について報告を行ったり申請をする機会があるでしょう。そのため、毎月、自身での交通費の申請手続きを行うことをプログラムのひとつとしています。
ラルゴ神楽坂
就職できました
30代男性
ラルゴでは、自分らしく居られました。他の方と無理に関わろうとせず、かといって孤独感は感じませんでした。 支援員の方も、付かず離れずの距離感で接してくださいました。就活の講座を通じて、働く理由を一緒に考えていただきました。言語化できたことが仕事のモチベーションに繋がっています。自分のペースをここで見つけられたことで、現在も無理なく働けています。 本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。引用:Google口コミ
ラルゴ神楽坂の昼食
①施設内調理
➁バイキング形式(現在はお弁当形式で感染対策中)
③一汁七菜(品数豊富)
④配膳・片付け訓練(配膳・片付けすることも訓練の一環として行っています。)
ラルゴ神楽坂の交通費補助
自費が発生している方には月額最大1万円の交通費補助を行っています。
リスタート高田馬場
事業所名 | ReStart リスタート |
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対象 | 精神障害・発達障害・知的障害・難病 |
所在地 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-2 新陽ビル7階 |
PCスキル | IllustratorとPhotoshopに特化 |
リスタート高田馬場の昼食
日替わりの充実したメニューを無料で提供しています。
リスタート高田馬場の交通費補助
1日あたり1000円まで、毎日の交通費を負担しています。
あすた足立
「“明日” 笑顔で1日を ”スタート”できるように」のおもいを込めた「あすた」です。
通所が難しい方には、WEBを利用した在宅訓練も可能です。
事業所名 | 就労移行支援事業所 あすた足立 |
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所在地 | 〒121-0813 東京都足立区竹の塚3-10-1 竹の塚ビル3階B |
事業所の特徴 | バス停徒歩10分以内 / エレベータ設置 / 車椅子受け入れ 階段手すり / 休憩室 / 職場実習 / 食事提供体制 / 面接同行 書類添削 / 今すぐ利用可 / 週一利用可 / 体験利用可 |
あすた足立の昼食
効率的な訓練のためにもしっかりとした食事が大切と考えています。
そのためお弁当の提供をしています。
あすた足立の交通費補助
通う負担の軽減のために交通費を補助する制度があります。
まとめ
仕事をしたいという気持ちがあっても
・何から始めたらいいかわからない
・生活のリズムがくずれている
・就職までの見通しが欲しい
など、悩みや不安がある方も多いのではないでしょうか。
食事の提供や交通費の補助のある就労移行支援事業所であれば、通所することに経済的な負担がありません。週に1回の通所からOKのところもありますので、まずは就労のための最初の1歩を踏み出してみませんか?
昼食提供・交通費補助ありの事業所の情報は今後も追加していきたいと思います。
就職できました
20代男性