【サポステとは?】地域若者サポートステーション 対象者や利用方法は?

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • 若者サポートステーションって何をするところなの?
  • 誰でも使えるの?年齢制限はある?
  • サポートステーションはどんなサービスを受けられるの?

皆さんは、働くことに悩みを抱えている15~49歳までの方を対象した若者サポートステーション、通称「サポステ」と呼ばれる就労支援機関があるのをご存知ですか?

就労三銃士の作戦会議では主に障害のある方の就労に関する情報を発信していますが、今回は障害の有無にかかわらず利用できる就労支援「若者サポートステーション」について紹介したいと思います。

この記事を書いた人

公認心理師のサイトスです。

現在は複数の企業でメンタルヘルス関連の研修やカウンセリングを行っています。仕事を継続することに困り感のある方と一緒に、一人ひとりに合った働き方を考えサポートしています。

タップできる目次

サポステってなに?

学校卒業や中退後、または離職後に働くことから離れてしまった方達には様々な理由があります。

・働きたいけど何から始めたらよいのか、どうしたらよいのか分からない

・社会に踏み出す勇気がでない

・人間関係がうまく築けない

・何の仕事が向いてるかわからない

・ひきこもり生活から抜け出せない

サポステは自分や家族だけでは一歩を踏み出すことが難しい方とじっくり向き合い、「働きだす力」を引き出し、「職場に定着」するまでをサポートする就労支援機関です。

サイトス
サポステは厚生労働省に委託されたNPO法人や民間企業などによって運営されています。

サポステの利用対象者は?

利用対象者は一定期間仕事から離れている15歳から49歳までの方とその保護者の方になります。

以前は39歳までが利用対象となっていましたが、2020年4月より49歳までに拡がり、40歳になったからもう利用できない・・といった不安もなくなりました。

これは、1990年代半ばから2000年前半に社会人となったいわゆる「就職氷河期世代」を対象として、就業を希望しながら様々な事情により求職活動が困難であった世代へのサポートともなっています。

2022年2月分の労働力調査では、完全失業率は2.7%、完全失業者数は180万人でした。そのうち、15~44歳は96万人。

労働力不足が問題となっている一方で、働く意欲があっても就労に結びつくことのできない若者がいることがわかります。

サポステのできること

サポステには様々な支援プランがあります。

ひとり一人の課題や希望に合わせて支援計画を一緒に立てていきます。

プログラム・講座

・コミュニケーション
・ビジネスマナー
・自己分析
・リラクゼーション
・ストレスマネジメント
・アサーショントレーニング

ジョブトレーニング

・清掃
・調理補助
・事務補助
・軽作業

就活サポート

・職業適性検査
・履歴書の書き方
・面接の練習
・ハローワーク同行
・求人票のチェックポイント

サイトス
この他にも地域と連携した各サポートステーション独自の取り組みも多いです。お住いの近くのサポステで確認してみましょう。

サポステ公式サイト

サポステの利用方法

サポステの利用方法

  • 予約
    電話かメールにて面談の予約を取ります。
  • 相談・面談
    困っていること、不安なこと、悩んでいること何でも相談して下さい。
  • 各サポート
    ひとり一人に合わせて必要なサポートをします。
  • 就職
    就職に結びつくための就活サポートをおこないます。
  • 定着支援
    継続した就労が行えるよう就職後の相談にも応じます。

一歩が踏め出せずにこれまで就労をためらってきた方にとっては最初の【予約】が大きな壁となるかもしれませんね。

不安な方は、保護者の方や信頼できる方に同行していただくことも可能です。

https://youtu.be/Kted4QOOtaU

サポステの利用は原則無料です。(※一部有料の心理カウンセリング等もあります。)

上手くいかなかったらどうしよう・・と身構えずに、無料なら試してみようかな?といった軽い気持ちでOKです。気軽な気持ちで一歩が踏み出せるといいですね。

サポステ支援の流れ

具体的な支援内容は、ひとり一人のスキルや目標によって違います。
利用期間はおおむね3ヵ月~1年未満。通う頻度や期間などはスタッフと一緒に決めていきます。

サポステ 支援

サポステの実績

サポステは全国に177カ所あります。

サポステ就職等率

令和2年度の新規登録者は15,822名。そのうち61.7%の約10,000名が就職や公的職業訓練へと結びついています。

サポステの口コミ

口コミ男性.

就職できました

30代男性

パソコン講座や面接対策、就職相談など、トータルで本当にお世話になりました。短期決戦での就職を目指していたので、お世話になったのは1か月ほどでしたが、先の見えない就職活動で頼りになれる方がいることは心強く、改めて将来を見直す機会になりました。
悪質商法だと書かれている口コミがありますが、どんな講座や面談も一切お金はかかりませんし(悪質商法の意味を分かっていないんでしょう..)、アドバイザーさんはみなさん親切です。
就業後も相談に乗ってもらえるので今後もお世話になりたいと思います。引用:Google口コミ

画像口コミ笑顔

話しやすかったです

20代女性

引きこもりや一度社会に出たが挫折してしまった若者や転職活動や就職活動で苦戦している若者の相談にも乗ってくださいます。 場所はマンションの一室で広くはないですが、職員さんの皆さんが比較的相談者と年齢が近い方が対応してくれるので、悩みは話しやすいです。 自分も面接対策や書類作成で大変お世話になりました。 もし社会生活や社会参加でお悩みがありましたら、お電話で予約してお話に行ってみる事をオススメします。 すぐ悩みが解決できるわけではありませんが、一緒に考え、付き合ってくれる人がいる場所があるだけで、安心ができると思います。引用:Google口コミ

口コミ 20代男性

自分次第です

30代男性

二回いきましたが、最初に面談。次からどういうことをしていきたいかの話でした。
求人を紹介するわけではないので、直接就職できるかは自分で探すしかない。

履歴書の書き方、面接の仕方とか教えてくれるみたいだが、最終的には自分でどうかするしかない。引用:Google口コミ

サポステに向いている人 まとめ

若者サポートステーションは、利用者の腕を引っ張ってハローワークに連れていき、求人票から良さそうなところを見つけて企業へ電話をかけ面接日を決めてくれ、一緒に面接を受けてくれる・・というわけではありません。

働きたい意欲がありながらもどうしたらいいかわからない、社会に一歩踏み出す勇気が出ない、生活リズムが崩れ就業する自信がないといった相談をしながら、少しずつ自分の気持ちに整理をつけ、自ら仕事につながる準備を整えていく場所といって良いでしょう。

自分の可能性を確かめたい方、前に進むきっかけづくりをしたい方、客観的なアドバイスが欲しい方に向いている支援機関といえるでしょう。

『就職できるまで何でもサポートしてくれるところ』と思っていると、通っても意味がなかったということになりかねません。

勇気を出して自身の足で歩み出した一歩を次の一歩へとつなげる支援をしてくれるのがサポステです。

サイトス
不安の大きい方でも働くことへの自信がついていくようサポートしてくれますので、思い切って最初の一歩を踏み出してみましょう!

サポステ以外の就労支援サービス

障害をお持ちの方で就労に関するサポートを受けたい方には就労移行支援がおすすめです。

就労に向けて生活リズムを整えたり、自己理解や障害理解を深めることで、継続した就労の基盤作りをすることができますよ。

タイプ別おすすめ就労移行支援事業所
おすすめの就労移行支援ランキング 専門職が選ぶタイプ別事業所15選!
あなたにぴったりの事業所は?
事業所タイプ
地域
昼食サービス
交通費補助
定着率
評価(5点満点)
上記選択での該当件数:
画面下にある検索ボタンを押してください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次