聴覚障害・難聴の方に向いてるおすすめの仕事と仕事探しのポイント

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ピアトス
こんにちは ピアトスです。

発達障害とうつ病の診断を受け、障害者手帳を取得しています。

社会現象レベルで今話題の川口春奈さん、目黒蓮さん主演のドラマ「silent」。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

2021年10月期のドラマでは弱視の主人公のラブコメドラマ「ヤンキー君と白杖ガール」が放送され話題になりました。放送を通して障害への理解が進むことへもつながっていると思います。

「silent」のような聴覚障害が取り上げられているテレビドラマはこれまでにも放送されてきました。どれも話題になった人気のドラマで放送をきっかけに「手話教室」への問い合わせが増えたそうです。

聴覚障害者が主人公のドラマ

「愛していると言ってくれ」豊川悦司・常盤貴子 1995年

「星の金貨」(続編あり)大沢たかお・酒井法子 1995年

「オレンジデイズ」妻夫木聡・柴咲コウ 2004年

この記事では、聴覚に障害があり”聞こえない” “聞こえにくい” 状況である 中途失聴・難聴者・ろう者の方が生活の中、もしくは働くなかで困り感を持っていることについて書いています。

また当事者の方が就職活動の際に安心して働ける仕事って何だろうと悩む声は多いのではと思います。

記事の後半は中途失聴・難聴者・ろう者の方が安心して働ける仕事を探すために必要な方法について紹介していきたいと思います。

タップできる目次

 聴覚障害:中途失聴・難聴者・ろう者の方が働くなかで困っていること

ピアトス
僕が通った就労移行支援事業所では聴覚障害のある方も数名利用されていました。

僕はそれまで聴覚障害の方と接したことがなかったのですが、一緒にトレーニングに取り組み、仲良くなる中でそれまで知らなかった聴覚障害者の方の困り感を知ることが出来ました。

聴覚障害は”聞こえない” “聞こえにくい”状況が日常生活のなかで続いている状態になりますので、聴覚に頼らないといけない状況に置かれた場合、動こうと思っても動きがしにくい、動けないということがあります。

まずは、働くなかで困る具体的な場面例として、3つの例を紹介します。

対人コミュニケーション

コミュニケーションをしている相手の音声をコミュニケーション環境にある様々な音から聞き取らないといけません。

中途失聴・難聴者・ろう者の方では補聴器を利用されている方もいます。
しかし、補聴器を使用しても、コミュニケーション環境にある様々な音が複雑になる、大人数での会話になると相手の音声を聞き取ることは残存している聴力の程度にもよりますが困難を強いることになります。

働く環境の中では、会議や打ち合わせなど、話し手の口元が見えないときや、複数の人が同時に話すときには、情報を正確にキャッチすることが難しくな流場合が多いと言えるでしょう。

電話応対

顧客へのカスタマー対応だけでなく、事務連絡として電話でコミュニケーションをすることを求められても、聞き取る聴力を持っていなければ電話を使用しても聞き取ることはできません。

また、相手の電波状況、話し方の特徴や声の大小によって電話の聞き取りやすさも変わりますので、特に電話をする可能性がある難聴者の方は困ってしまう場合が多いです。

音による状況把握ができない

聴覚障害

聴力をある程度持っている難聴者の方や聴力に問題がない健聴者の方は音を聞き取ることによる状況把握と判断をすることができます。

聴覚に障害があると音による状況把握に困難が生じてきます。

社内のアナウンスが口頭で行われたり、急な打ち合わせが始まったりすると、情報を逃す可能性もあります。また、周囲の人々が自然に会話を楽しんでいる様子を見て、自分だけが取り残されているように感じることもあります。

特に、中途失聴の方は中途失聴前までは音による状況把握にある程度頼ることができていた生活状況があったので、出来なくなってしまうことに対する戸惑いを抱くことも少なくありません。

これらの困難を乗り越えるためには、職場全体での理解と配慮が必要となります。

聴覚障害者が仕事をする上での注意点

聴覚障害者が仕事をする上で大切なことの一つは、自身の障害についての理解と、それを周囲に適切に伝えることです。また、必要なサポートを遠慮せずに求める勇気も必要です。

自身の障害についての理解と周囲への説明

自分自身がどのような状況で困難を感じ、どのようなサポートが必要なのかを理解することは、聴覚障害者が仕事をする上で非常に重要です。

そして、その理解を基に、自分の障害について周囲に説明することで、職場の理解と協力を得られます。

例えば、「私は話し声だけでは理解するのが難しいので、大事なことは書面で共有していただけますか?」といった具体的な要望を伝えることが有効です。

必要なサポートを求める勇気

また、自分一人で全てを解決しようとせず、必要なときには周囲に助けを求める勇気も大切です。

これは、自分自身の負担を軽減するだけでなく、職場全体が一体となって問題を解決するための第一歩でもあります。たとえば、会議での情報共有が難しい場合、筆談や手話通訳などのサポートを求めることが考えられます。

聴覚障害者が仕事を選ぶ際に気をつけたいこと

聴覚障害 コミュニケーション

中途失聴・難聴者・ろう者の方が安心して働くために考えたいところは、聴覚に頼らないといけない仕事内容をいかに減らすか、他の方法に変えることができるかを考えることができるかということ、聴覚に頼る必要なくできる仕事を選ぶということを考えていくことになります。

つまり、聴覚に頼らないということは、文字や視覚情報で情報を取得すること、手話や筆談、口話や空書やジェスチャー等によるコミュニケーションで仕事ができるかということになります。

聴覚障害者が身につけると強みとなるスキルは?

中途失聴・難聴者・ろう者の方は、人と対面で常にコミュニケーションが求められる仕事をするということになると働くなかで困ることも多くなることが考えられます。

人と直接関わる仕事ではないですが、デザインやPC業務が中心となる事務職を希望する場合はPC業務や簿記等の経理が問題なくこなせるような資格を取得すると就職活動や就職後に働く際に有利になります。

ピアトス
僕が利用した就労移行支援事業所でも聴覚障害の方がIT系の資格取得を目指していました。

聴覚障害者にはどんな職種が向いているの?

仕事内容のルーティンがある程度決まっている仕事は働きやすい仕事内容になります。
今回、向いている仕事として4職種紹介します。

向いている仕事

軽作業系作業

倉庫の在庫管理やメール等の機械室システムツールでの管理は視覚情報を使った仕事が主になります。

事務職の仕事

電話応対を求められない事務職、伝票管理やデータ入寮などは向いている仕事になります。

エンジニア系の仕事

PC等を活用したプログラミングやシステム開発等によるエンジニア系の仕事はPCスキルがある方には向いている仕事になります。

デザイン系の仕事

デザインが好き、デザインに関するスキルがある方はデザイン系の仕事をおすすめします。
PCを活用したデザイン(Webデザイン等)に関する仕事もあるので、PCスキルがあるとより良いでしょう。

聴覚障害者の方の仕事探しのポイント

聴覚障害者が就職活動をする際には、自身のスキルと能力を理解すること、そして障害を理解してくれる企業を探すことが重要なポイントとなります。

自分のスキルと能力を理解する

自分自身が何が得意で、どのような職種や業務が自分に合っているのかを理解することは、就職活動において非常に重要です。

自分のスキルや経験を正確に把握し、それをアピールすることで、企業に自分の価値を理解してもらうことができます。また、自分の障害についても理解し、どのようなサポートが必要なのかを明確にすることも大切です。

障害を理解してくれる企業を探す

また、自分の障害を理解し、サポートしてくれる企業を探すことも重要なポイントです。

企業の障害者雇用の取り組みや、障害者の働きやすさについて調査することで、自分にとって働きやすい環境を提供してくれる企業を見つけることができます。また、面接などの段階で自分の障害について開示し、必要なサポートについて話し合うことも大切です。

障害者向け転職エージェントを利用する

聴覚障害により障害者手帳を取得している場合には、転職エージェントを利用して障害者雇用枠を検討するのも良いでしょう。

障害に配慮があることで、就労の継続がしやすくなり、キャリアアップにもつながります。

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まとめ

中途失聴・難聴者・ろう者の方が安心して働ける仕事を探すためには、自分自身の聴力の状況を知ることで、働くなかで困っていることを把握することが大切です。

そして、困っていることはどのような方法で行動すれば安心して働くことができるかを考えていくことが大切になります。

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