【障害×ドラマ】「ヤンキー君と白杖ガール」と盲目漫談家・濱田祐太郎さん 

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障害 ドラマ
ピアトス
こんにちは ピアトスです。

僕は発達障害とうつ病の診断を受けている障害者です。

大学を卒業してから4回転職をして、現在5つ目の職場で正社員として働いています。

自分としては普通の大学生活を送っていたつもりでしたし、普通に社会人として生活していくことになんの不安も感じていませんでした。

でも現実は自分では思ってもいなかった生活が待ち受けていたんです。

そう、自分が障害者手帳を取得して障害者枠で働くとはこれっぽちも思ってもいませんでした。

今、障害とは無縁の生活を送っている人も、ケガをしたり病気をしたりして、ハンディキャップを持つこともあるんです。

僕は、障害者の事を少しでも知ってもらえるきっかけになるドラマや映画が好きです。

この記事では、当事者が今人気のドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」を観た感想と盲目の漫談家・濱田祐太郎さんについて感じたことを感じたままに書いています。

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障害者のことを知るチャンス

障害者に対する距離感って人によって色々ですよね。

・近くに障害をもった方がいなくて、その生活が想像できない。

・何か手伝ってあげた方がいいのかな?と思ってもどうしていいかわからない。

・余計な手助けをしてかえって迷惑になったら悪いし・・。

・突然大きな声を出したり、暴れたりしたらこわいな・・などなど

でも、そんな風に障害者に対して感じるのは当たり前だと思うんです。

だって障害の事、よく知らないんですもん。

一口に障害と言っても、身体障害、知的障害、精神障害、難病など種類や症状は様々です。

僕は当事者会に入ったり、就労移行支援にも通ったので普通の人に比べると、色々な障害の方に出会ったことがあると思います。

障害者のみなさん、それぞれに困っていることは違いましたし、どう接して欲しいかも違いましたよ。

ピアトス
健常者の方だってそうですよね?

障害者としてひとくくりにされることが多い現状なのですが、今年はパラリンピックもありましたしね。

もう少し、障害について多くの人が関心を持ってくれるといいなと思っています。

ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」とは?

ヤンキー君と白杖ガール

そんな時、日テレで毎週水曜日10月から始まったのがドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」です。

嬉しいじゃないですか。

知っていましたか?あの杖、白杖(はくじょう)って言うんですよ。

「目の見えない人が持ってる杖」ではなく「白杖」と呼ばれることが多くなるのかな これからは。

人気のWebマンガが原作の「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」

盲学校に通う女の子と不良少年のラブコメストーリーです。

第4話では、主人公 赤座ユキコが人生初めてのアルバイトに奮闘するんですが、一生懸命な姿に心打たれました。

そして失敗続きで落ち込むユキコに精一杯エールを送る黒川・・・泣ける。

もうすっかりハマっています(笑)

盲目の漫談家・濱田祐太郎さんって?

濱田祐太郎さんは、ドラマの中で解説コーナーを担当しています。

第4話では弱視の主人公 赤座ユキコ(杉咲 花)が使う拡大読書器を紹介していました。

その解説の後に、濱田祐太郎さんの経験をもとにした漫談を入れるんですよね。

クスって笑える感じの。

決して大爆笑!ではないんです。

で、濱田祐太郎さんが最後に言う「どっちか迷ったら笑ってください」っていうのがオチというのが毎回のパターンです(笑)

障害×笑いの難しさについて

ご存知の方も多いかと思いますが、実は濱田祐太郎さんはR-1グランプリで優勝した経歴をお持ちです。

第15回2016年アキラ100%
第16回2017年濱田祐太郎
第17回2018年霜降り明星 粗品
第18回2019年マヂカルラブリー 野田クリスタル
第19回2020年ゆりやんレトリィバァ

すごいでしょう?

アキラ100%さんと粗品さんに、はさまれています。

R-1の覇者となった後、それほどブレイクしなかったのは障害×笑いの難しさなのでしょうか。

日本財団が「ダイバーシティ&インクルージョン※」の認知や理解、および社会的マイノリティに対する意識について、10代~60代の5,216人を対象に行ったアンケート調査によると、95.9%が社会的マイノリティに対して日本社会に差別や偏見があると感じており、73.4%が実際に何らかの「心の壁」を意識した経験があるというデータがでています。

「心の壁」を意識した経験のある対象として最も多かったのは、

「精神障害、発達障害、知的障害のある人」62.2%

「身体障害のある人」53.7% でした。

濱田祐太郎さん以外にも障害をもつ芸人さんとして、寝たきり芸人のあそどっぐさんや車いす芸人のホーキング青山さんなど、youtube配信で活躍されている方もいらっしゃいますが、障害者芸人さんの笑いに反応することに躊躇される方が多いのも事実のようです。

障害者×笑いの難しさには、社会的マイノリティに対するこうした心の壁が影響しているのかもしれません。

障害をあつかったドラマ 実は意外とあるんです

聴覚障害「愛していると言ってくれ」

主演 豊川悦司、常盤貴子 1995年TBS系毎週金曜日放送

僕が最初に見た主人公が障害をもった人という設定のドラマだと思います。

僕はまだ小学生だったのですが、学校で手話が流行ったほどでした。

内容としては大人の恋愛ドラマだったのですが、僕はそれまで聴覚障害の人に出会った事がなかったので、小学生なりに障害があると大変なんだなと感じたのを覚えています。

難病「Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜」

主演 木村拓哉と常盤貴子 2000年TBS系列毎週日曜日放送

僕が高校生の頃ですね。B’zが歌った主題歌「今夜月の見える丘に」がめちゃくちゃ流行りました。

車いすの常盤貴子と美容師の木村拓哉の恋愛物語。ラストが泣けました。

自閉症「僕の歩く道」

主演 草彅剛と香里奈 2006年フジテレビ系毎週火曜日 放送

僕はASDとADHDの特徴をどちらも持っているタイプで、人との距離感がわからなかったり、空気が読めなかったり、抽象的な表現が理解できなかったり、マルチタスクが苦手だったり、こだわりが強かったりが混ざり合ってます(笑)

で、程度に違いはあれど、このドラマに出てくる自閉症の主人公とかぶることも多いなと思っています。

このドラマはリアルタイムではなく、発達障害の診断がついてから友達に教えてもらって観たものです。

まだ障害受容とか自己理解なんて段階までに至っていなかったんですが、主人公の困り感をなんとなくわかるな・・と思って観てました。

もっと早くこういったドラマを観て、自分の事を客観的に考える機会があったら何かが違っていたのかな。

サヴァン症候群『ATARU』(アタル)

主演 中居正広 2012年 TBS系 毎週日曜日放送

このドラマ 大好きで何度も見ました。

ピアトス
僕にもなんか特別な能力があったら良かったのにって思いながら(笑)

うつになって休職中の時だったかな。情緒も不安定でこのドラマ観て泣いてました。

サヴァン症候群っていうのをこのドラマで知って、そこから「グッドドクター」はもちろん、「それだけが、僕の世界」や「レインマン」も観ました。

なんだろう・・・憧れなんですかね(笑)

理解者がいるって最高です

理解者

僕が「障害者が主人公のドラマ」を好きな理由は、主人公のそばにいつもよき理解者がいるからだと思います。

家族だったり、恋人だったり、幼馴染だったり、仕事仲間だったり。

僕にもそういう人がいたら二次障害にはならなかったのかな。

いや、家族も友人も支えてくれていたんだと思うんだけど、自分が自分のことを理解できていないうちはその存在に気づかなかったのかも知れませんね。

ピアトス
今は、もちろんメントスとサイトスが僕の最高の理解者です。

障害の事をもっと知ってほしい

パラリンピックでもドラマからでもいいんです。

障害者の事を知ってもらえる機会があるのは嬉しいです。

誰だって 知らないものはこわいですからね。

ピアトス
ほら、「イクメン」って言葉いつの間にか聞かなくなったと思いませんか?

育児をする男性がめずらしかったのは過去の事です。

それが当たり前になったら、特別な固有名詞なんて必要なくなるんです。

「心の壁」が少しずつ低くなって、「合理的配慮」なんて言葉がなくなるといいなと思います。

今回は僕、ピアトスの独り言のようなコラムになってしまいましたね。

ピアトス
ここまで読んでくださった方がいたら お礼を言いたいです!

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