自立訓練(生活訓練)とは障害のある方が自分らしく社会で活躍するため、自立に必要な生活能力の知識やスキルを身につけることを目的とした訓練のサービスです。
「自立」といっても障害のある方の状況によって定義や目的は異なります。そのため、ココルポートカレッジのような個別プログラムが充実している事業所がおすすめですよ。
今回は、精神保健福祉士のメントスが自立支援をするココルポートカレッジについて紹介していきます。
自立訓練(生活訓練)とは?
自立訓練とは、障害により自立した生活が困難になってしまっている方に対して身体能力、生活能力の面でサポートし、自立を支援する障害者総合支援法に定められたトレーニングを目的とした福祉サービスです。
自立訓練以外にも就労移行支援や就労継続支援などがあり、それぞれ目的が違います。
サービス | 目的 |
自立訓練 (機能訓練・生活訓練) | 地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上等のため、一定期間、身体機能又は生活能力の向上のために必要な訓練を行います |
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就労移行支援 | 一般企業等への就労を希望する人に、一定期間、就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います |
就労継続支援 (A型=雇用型、B型) | 一般企業等での就労が困難な人に、働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います |
自立訓練(生活訓練)の対象者、利用期間は?
自立訓練は65歳以下の方が最長2年間利用できるサービスですが、ココルポートカレッジでは中心となる年齢層を18歳~35歳の青年期を想定しています。
ココルポートカレッジのプログラムの特徴は?
ココルポートカレッジとは、株式会社ココルポ―トが手がける障害者の自立支援をサポートする福祉サービスの事業所です。
自立訓練事業所だけでなく、障害のある方向けの福祉サービスを運営しており、実績があります。
ココルポートカレッジでは、主に生活訓練をしています。生活訓練とは、障害のある方が日常生活を自立して行うための生活に必要な能力を身につける訓練です。
1都7県にあるカレッジには、5つのカテゴリーから300種類以上のプログラムを個別プログラムや集合プログラムが用意されているので、コミュニケーションに不安があったり、規則正しい生活リズムに整えたい方、将来のための知識を付けたい方におすすめです。
ココルポートカレッジのプログラム
ココルポートカレッジの特徴は5つのカテゴリーにわけられたプログラムであることです。
5つのカテゴリー
- 生活
日常生活に関するあらゆることを身につけることができます。衣食住だけではなく、金銭に関することや危険に対する意識などを学ぶことができます。 - コミュニケーション
相手との対話を学びます。内に籠ってしまう自身の気持ちを前向きに話す訓練などを行います。 - 研究
身近なことについて自身で調べたりすることを学びます。調べたりすることで新たな自分を見つけることが可能になります。 - イベント
様々な四季のイベントや物作りなどを通してコミュニケーションなどを身につけていきます。 - 仕事
就職に必要な知識、スキルを取得することができます。そのまま就職を目指す方へはビジネスマナーやオフィスで必要になるスキルなどを身につけるためのプログラムもあります。
ココルポートカレッジの1日の流れ
[ptimeline color=”yellow”] [ti label=”STEP1″ title=”10:00″]朝礼[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”10:00~12:00″]プログラム or 個別訓練 [/ti] [ti label=”STEP3″ title=”12:00~13:00″]お昼休憩[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”13:00~14:50″]プログラム or 個別訓練[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”15:00″]終礼[/ti] [/ptimeline]ココルポートカレッジにはランチ応援制度があります。希望の方にはお弁当の提供があるので助かりますね!
ココルポートカレッジの利用料金は?
区分 | 世帯の収入状況 | 月ごとの負担額 |
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生活 保護 | 生活保護受給世帯 | 負担額 なし |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 負担額 なし |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)(注2) ※入所施設利用者(20歳以上) グループホーム・ケアホーム利用者を除く(注3) | 9,300円/上限 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円/上限 |
- (注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
- (注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象となります。
- (注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合「一般2」となります。
※その他減免等ある場合があります。お住まいの行政担当課にお問い合わせください。
厚労省:障害者の利用者負担
ココルポートカレッジの進路先は?
ココルポートカレッジで生活訓練を終了後は、一般企業や特例子会社への就職、福祉的就労である就労継続支援A型、就労継続支援B型での就労など様々な進路先が想定されています。しっかりと時間をかけて一人一人の希望を聞き取り、やりがいのある次のステージへと送り出します。
ココルポートカレッジ(生活訓練)を終えた後、ココルポート(就労移行支援)を利用して一般就労へつながる方も多いです。
就労移行支援とは?
就労移行支援とは、障害ある方がトレーニングを行い、障害理解や自己理解を深めながら知識やスキルなどを習得し、継続した就労を目指すサービスです。
ココルポートは、今までで2800人以上の就職をサポートを行い、2021年は637名が一般就労で就職をしています。
定着率も着実に上がり、就労サポートの成長がわかりますね。
まとめ
ココルポートカレッジは障害のある方が自分らしく自立した生活を送るためのトレーニングを行う自立訓練(生活訓練)の事業所です。
生活、コミュニケーション、研究、イベント、仕事の5つのカテゴリーに分けられた300以上のトレーニングメニューがあるので、自分の希望に合ったスキルを身につけることができます。
ココルポートカレッジ(自立訓練)からココルポート(就労支援)へと無理なくトレーニングを続け、継続した就労を目指すのもオススメです。