就活ノウハウ

障害者枠で公務員を目指すのは正解?超きついって本当?

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公務員も、最近では一般枠に加えて障害者枠の求人を目にする機会も増えました。

あなたが目指しているのは一般企業での障害者枠採用ですか?

それとも公務員の障害者枠採用でしょうか?

この記事では、障害者枠での公務員雇用について詳しく書いていきたいと思います。

安定しているイメージの強い公務員は一般枠の採用でも、とても狭き門となっています。

『超きつい!』と言われている障害者枠で公務員を目指すのは、果たして正解なのでしょうか。

障害者枠でも公務員を目指すメリット

ピアトス
こんにちは ピアトスです。

発達障害とうつ病の診断を受け、障害者手帳を所持しています。

4回の転職を経験して現在は障害者枠で正規職員として働いています。

実は僕も公務員を選択肢として考えていたことがあります。

僕の場合は他にやりたいことが見つかり、結局挑戦することはなかったのですが、興味のある方は多いのではないかと思います。

公務員 障害者 メリット

まずは、障害者枠で公務員を目指すメリットについて見ていきましょう。

障害者枠での採用だったとしても公務員に違いはありません。

障害者枠で公務員を目指すメリット

給与面や待遇面が一般枠と同等

社会的信用が高い

休みや勤務時間がしっかり決まっている

これらは公務員として働く上でのメリットだと言えます。

そして、よっぽどのことがない限り解雇されることもありません。長く働く職場として公務員を選ぶのは◎だと思います。

公務員と一般企業、障害者求人の違いって?

ピアトス
では、公務員と一般企業とでは障害者雇用において何が違うのでしょうか。

障害者枠の募集要項についてまとめてみました。

 公務員一般企業
試験内容書類選考・筆記試験・面接

  (地方自治体による)

適性検査・面接(複数回)

 (筆記試験なしの企業もある)

倍率など12.8倍

(国家公務員2019年度採用時)

大手企業による積極採用の傾向あり
給与面一般採用と同等一般採用より低い場合も
年齢制限30歳~39歳までを制限としている場合が多い。特になし
受験資格障害者手帳が必要
学歴不問
障害者手帳が必要
職種によって学歴指定があることも
その他居住地が限定される場合がある
通勤可能が条件の場合も
企業によって条件が異なる
ピアトス
比較してみてネックとなるのは、試験内容と倍率です。

学歴不問は有難いものの、年齢制限がある点も気になるところですね。

障害者枠での公務員採用がきついと言われる理由

メリットの多い公務員ですが、障害者枠で公務員になるのは超きついと言われているのはなぜでしょう。

公務員 障害者

公務員採用がきついと言われるのには『倍率』『試験勉強』『採用後の業務内容』の3つの理由が考えられます。

ピアトス
それぞれ詳しく説明していきましょう。

理由1 . 倍率が高い

ひとつ目の理由は倍率が高い点です。

公務員=安定しているというイメージのせいか、一般枠・障害者枠に関わらず公務員希望者は非常に多いのは言うまでもありません。

以前は公務員の障害者枠の対象が「身体障害者」のみだったのが、「精神障害者」や「知的障害者」も対象となったことで、公務員への道が開けた方も多いでしょう。

ただ、令和3年の法廷雇用率を見てみると、国に関してはほぼすべての機関で目標雇用数に到達、地方自治体などでもそれに近い結果となっています。

つまり、まだ改善される余地はあるものの、採用枠が増えるもしくは定期的な採用が実施されるという確証はないということです。

倍率が高い上に毎年募集されるかどうかも不明確なので、公務員一本に絞るのはかなりのリスクがあることも覚えておきましょう。

理由2. 試験勉強が必要

ふたつ目の理由は試験勉強が必要な点です。

ご存知の通り、公務員採用には選考試験があります。

試験内容は地方自治体によっても多少異なるかも知れませんが、「書類選考」「筆記試験(教養・作文)」「面接」が行われます。

一般枠でも障害者枠でも筆記試験の難易度に差はありません。

国家公務員試験

国家公務員障害者選考試験 の内容は以下のようになっています。(2019年度

第1次選考
基礎能力試験(多肢選択式)
解答題数 30題
知能分野 15題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)
知識分野 15題(自然科学、人文科学、社会科学)
解答時間 1時間30分
作文試験:文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験
解答題数 1題
解答時間 50分

第2次選考
採用面接:各府省の採用予定機関における個別面接等

試験実施状況からみると、その難易度の高さがわかります。

試験の区分申込者数第1次選考通過者数合格者数
北   海   道238人43人13人
東         北222人55人18人
関東甲信越1,966人421人116人
東 海 北 陸403人70人22人
近         畿794人105人26人
中         国218人53人15人
四         国115人27人9人
九         州511人57人17人
沖         縄107人27人8人
4,574人858人244人

地方公務員(例 東京都)

障害者採用選考(3類)令和3年度

第1次選考

教養試験【時間】2時間20分
一般教養についての五肢択一式
(40題必須解答)

作文【時間】1時間30分
課題式(1題必須解答)

第2次選考

第1次選考合格者対象

口述試験
個別面接(2回)

事務 採用予定者数 : 25人

受験者数200人 合格者29人 倍率6.9倍 (身体障害者は10人、精神障害者は19人)

公務員になるための専門学校や予備校があるほどなので、何としても障害者枠で公務員を目指す方はそういった学校で学んでいる方もいるようですね。

障害者枠で試験を受ける場合、もちろん教養の対策は大切ですが、作文や面接に力を入れたいところ。
自分の考えを簡潔にまとめる、短時間で分かりやすく表現する練習を重ねるのが必須です。

また、自身の障害についてはしっかり答えられるように準備しておくようにしましょう。

ピアトス
配慮してほしい点もはっきりと伝えることが大切です。

理由3. 障害に対する配慮や業務内容が不透明

みっつ目は採用後の業務についてです。

実は公務員という職業は意外にも、現実とのギャップに遭遇する職業かも知れません。

雇用保険の対象外というのもその一つ。

つまり、万が一離職した場合でも失業保険がもらえないことを知らない人も多いのではないでしょうか。

また、障害に対する配慮がないのでは?と感じている方もいるようです。

基本的に一般枠と障害者枠とでは給与面に差がないのが公務員のメリット。

その為、障害者枠採用だからと言って楽な仕事が与えられるということではありません。
仕事内容によっては激務を強いられる場合もあります。

ピアトス
配属先がどういった仕事内容なのか、環境はどのようなものかが採用されるまで分からないこともあるので、慎重に検討する必要がありそうです。

障害者枠で公務員を目指すなら覚悟を持って臨みましょう!

きついと言われている障害者枠での公務員採用を本気で目指すなら、かなりの勉強時間対策が必要になります。

さらに、いつ求人があるか分からないので、人事院のホームページや目当ての公的機関の求人をこまめにチェックしておかなくてはなりません。

公務員=安定というイメージで飛びつくだけでなく、覚悟を持って臨む必要があるのです。

試験対策がかなりのウエイトを占めることになりますが、障害によっては勉強や面接練習が苦痛だったり、体調を崩したりと合わない場合ももちろんあります。

そんな時には潔く別の道を探してもいいのではないでしょうか。

一般企業の障害者雇用が推進されているので、自分に合った企業が見つかるかもしれません。

必要なスキルの習得や、自分に足りない部分の見極め、就職に対する相談など、周りの支援機構のサポートを利用するのもひとつの手です。

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障害者手帳の有無によらず、医師による診断書があったり、就職に困難がある場合なども利用が認められますのでまずはご相談ください。

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原則として2年間です。 就労移行支援を1年間利用して就職後、離職。再び移行支援を利用する場合は残りの1年を利用できます。 場合によっては1年の延長が許可されることもあるので、まずは相談してみましょう。

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ピアトス
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