この記事では、atGPジョブトレ 発達障害コースについて、強みや評判、口コミまでわかりやすく解説していきたいと思います。
(atGPの発達障害専門の就労移行支援サービス「リンクビー」の名称は2021年5月に「atGPジョブトレ発達障害コース」に変更されています。)
発達障害と気分障害(うつ病)をもつ僕は、就労移行支援を利用した後、企業に就労して4年が経ちます。
8つの事業所から資料を取り寄せ、3つの事業所で体験をしました。 実はジョブトレ(旧リンクビー)も候補のひとつでした。
自分が希望しているようなプログラムも多く、就職実績も高く、スタッフ、事業所の雰囲気も良く・・本当に最後まで迷ったのですが最終的に自宅からのアクセスが悪く断念しました。 近かったら通っていたのではと思っています。
atGPジョブトレをわかりやすく説明した動画です。
データから読み解くatGPジョブトレ 発達障害コースの特徴
では、まずatGPジョブトレの特徴についてデータをもとに説明していきたいと思います。
年間就職人数
2019年4月~2020年3月のatGPジョブトレの1事業所あたりの平均年間就職人数は、24名でした。
atGPジョブトレの1事業所の定員は20名です。
年間の利用者の延べ人数は不明ですが、この数字はかなりの就職率だと思ってよいでしょう。
驚異の定着率91.4%
発達障害の方の定着率は3ヵ月で約85%、6ヶ月で約80%、1年では約70%であることを考えると、atGPジョブトレ の91.4%(2019は年度実績)はとても高い定着率ということがわかります。
atGPジョブトレ利用者の年齢層
※2019年9月~2020年8月の就職データより
atGPジョブトレは20代~50代まで幅広い年齢の方が利用されています。
若い人ばかりでなじめない・・反対に、自分だけ若くて浮いてる?なんて心配はいりませんね。
就職先データ
グループ企業のatGPの就職・転職サービスとの連携しながら様々な業種に就職することがで可能です。
企業の規模はどうでしょうか。
こちらも様々な規模の会社に就職しているのがわかりますね。
atGPジョブトレ 発達障害コース 5つの強みやメリットを公開!
データからatGPジョブトレの特徴がわかったところで、次はatGPジョブトレ 発達障害コースのメリットを見ていきましょう。
その1 企業理念が素晴らしい!
atGPジョブトレ 発達障害コースを運営するゼネラルパートナーズは15年以上にわたり障害のある方向けの雇用支援を専門に、総合就職・転職サービスを提供しています。
就職はゴールではなく、人生の通過点として、「ひとりひとりの利用者様が自分らしくワクワクする人生」を送ることが出来るようなサポートすることが理念として掲げられています。
事業所に見学に行き、説明を受ける中でそんな気持ちを持つことができました。
その2 atGPジョブトレは充実のサービス内容
atGPジョブトレのサービスは、就職がゴールではなく”働き続ける”を総合的にサポートしています。
atGPジョブトレのトータルサービス
①就職に必要な3つのスキルの習得
②就職活動のサポート
③就職後の職場定着
①3つのスキル習得
まずは土台となる 障害理解・対処スキル
僕はそう思っていたんですよ。
発達障害からうつ病になって、何もかもうまくいかなくて、どうして自分ばっかり辛い目に合うんだろう。どうして誰にも理解してもらえないんだろうって。
そんな僕でしたが事業所で自己理解のワークを進めることでわかったことがたくさんありました。
自分のことについてこんなに振り返ったことがなかったし、あらためて気づいたことも多かったこと、さらにそれを周りに伝える方法を学ぶうちに、自己理解を深めながら、自己対処できることを増やしていくことが仕事を続けていくためには一番大事なんだなって気づいたんです。
まずは障害理解や対処スキルが不足することで起こる問題を解決していきましょう。
実際の勤務で使えるビジネススキル
職場で即戦力として活躍するために必要なビジネススキルを身につけるためのトレーニングを行います。
ビジネスコミュニケーション研修
メモの取り方、報連相(報告・連絡・相談)といった基礎的なことから、仕事の段取りやプレゼンテーションなどを実践的に学びます。
対人コミュニケーション研修
発達障害を持つ人は職場で必要なコミュニケーションに課題のある場合も多いです。
そのためこの研修では、コミュニケーションの仕組みや手法を学び、利用者同士でのコミュニケーションを通じて、スキルを高めていきます。
PC研修
実際の職場での業務を想定し、一人1台のPCが用意されています。
多くの企業の実務で一番使われているWord、Excel、Powerpointを中心に職場で使えるPCスキルの習得を目指して研修を進めます。
実践トレーニング
模擬職場トレーニング
企業での実習(インターン)
②就職活動のサポート
step
1就職活動の準備!
就職活動研修
就職活動に必要な基本的な知識やノウハウを習得!
step
2様々な選択肢の中から自分に合った就職先と出会う
① atGPジョブトレを利用しながら、ハローワークやatGPの就職支援サービスも活用して就職の可能性を広げることができます。
atGPエージェント
キャリアプランナーが希望者の条件に見合った求人を一緒に探し、就職までの無料サポートを提供しています。
atGP転職
希望者は求人を自由に検索・閲覧し、希望する求人企業に対して直接応募できます。
民間企業による障害者に特化した転職支援業界では質・量ともに業界No.1の求人情報を提供しています。
② 事業所見学会
③ 企業での実習(インターン)
④ 独自の企業ネットワーク
step
3丁寧な個別サポート
atGPジョブトレの運営会社であるゼネラルパートナーズでは就労移行支援事業だけでなく、障害のある方向けの雇用支援を専門に、総合就職・転職サービスを提供しています。
そのため就職活動に必要な応募書類の作成・添削、個別面接練習・面接同席・面接後の振り返りに関するノウハウが豊富で、手厚いサポートを受けることが可能です。
あわせて読みたい【障害者面接突破】知っておきたいこと
あわせて読みたい【例文つき】障害者の転職に役立つ志望動機の書き方のコツ!
③就職後の職場定着
定期面談
就職先企業への定期訪問
定期アンケート
OBOG会
その3 発達障害に特化したコース!
障害理解とその対処
自身の障害を理解する21のプログラムで自分の強みや弱み、障害への対処法の習得を目指します。
その他にもタスクや時間の管理、感覚過敏・鈍麻対策、適職の発見など発達障害に特化したプログラムが用意されています。
その4 発達障害をもつ仲間と同じ目標に向かって支えあえる
障害種別特化型の強みは同じ障害をもつ仲間と悩みや困り感を共有しやすく、自己開示もしやすいといえるでしょう。
またatGPジョブトレには障害をもつピアスタッフもいます。
社会で活躍するロールモデルとして心強い存在です。
その5事務職の就労に強い!
atGPジョブトレでは事務職での就職率が94.5%です。
ここが残念!atGPジョブトレ 3つの弱み・デメリットを公開!
メリットのたくさんあるatGPジョブトレですが、デメリットはあるのでしょうか?
事業所の数が少ない・・・
atGPジョブトレ発達障害コースは現在、秋葉原、大手町、横浜、梅田の4カ所にしかありません。
交通費や昼食の助成がない・・・
就労移行支援事業所を利用している間は就労をすることができないので、経済的に余裕がない人もいらっしゃるでしょう。
atGPジョブトレでは、交通費や昼食代の助成はないため、デメリットともいえます。
事務職以外の仕事がしたい場合
atGPジョブトレでは事務職の就職率が高いため、事務職以外を希望の方は事前にしっかりと相談することが必要です。
atGPジョブトレ発達障害コースの利用手順
step
1見学の申し込み
公式サイトからオンラインで申し込みが可能です。(2分で登録完了!)
1.見学をする事業所を選ぶ
2. atGPをどのように知りましたか?(Google・Yahoo検索、公式サイト、リーフレット等)
3.障害の種類(うつ、ASD、学習障害、統合失調症等)
4.名前、電話、住まい、メールアドレス、電話
step
2見学・個別相談会
希望の事業所でトレーニング風景の見学と、サービスについて説明を受けます。
就労移行支援は原則として一生に一度、2年間だけ利用できるサービスです。そのため、基本的には就労移行支援を利用するのは初めての方が多いと思います。
わからないのはみんな一緒です。気になる点やわからないことは、何でも聞いちゃいましょう!
当日は実際に利用者の方がトレーニングを受けている様子を見学することができます。
事業所の実際の雰囲気を感じて自分に合いそうか確認して下さいね。
step
3体験通所(5日間)
見学をして興味をもったらぜひ体験通所をしてみましょう。
体験は3日間と設定している事業所が多い中、atGPジョブトレでは5日間、無料で体験することができます。
事業所の雰囲気を知るには体験するのが一番です。スタッフとの相性も確かめてみましょう。
通所を決めるのは体験をしてからで大丈夫です。安心して下さいね。
step
4受給者証の申請・発行
事業所の利用が決まったら市区町村にて、「障害福祉サービス受給者証」の申請手続きをしましょう。
スタッフが丁寧にサポートしてくれます。
atGPジョブトレ発達障害コース 良い口コミ・悪い口コミ
おススメします!良い口コミはコチラ就職未経験だったため、報連相が全くできなかったのですが、模擬職場トレーニングでたくさん実践したので、今とても役立っています。引用:公式サイト
タイトル
30代男性
利用者は全員発達障害なので、自分のことを客観的にみられるようになり、企業に障害配慮を伝える時にも役立ちました。
同じ障害の仲間同士で取り組めるのは、atGPジョブトレならではだと思います。引用:公式サイト
悪い口コミはSNS上では見つかりませんでした。今後独自にリサーチしていく予定です。
atGPジョブトレ発達障害コースの事業所はどこにあるの?
首都圏エリア
atGPジョブトレ秋葉原第2
アクセス |
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所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田5-2-3 アソルティ末広町3階 |
電話番号 | 050-3645-0679 |
atGPジョブトレ大手町
アクセス |
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所在地 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-5-4 加藤ビル1階 |
電話番号 | 050-3645-0662 |
atGPジョブトレ横浜
アクセス | JR・横浜市営地下鉄ブルーライン線「関内駅」より徒歩6分
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所在地 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町223-1 NU関内ビル10階 |
電話番号 | 050-3645-1000 |
関西エリア
atGPジョブトレ梅田
アクセス |
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所在地 | 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル23階 |
電話番号 | 050-3645-0536 |
atGPジョブトレ名古屋
アクセス |
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所在地 | 〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜1-4-3 大信ビル1階 |
電話番号 | 050-3645-5671 |
まとめ:atGPジョブトレ 発達障害コースに向いている人
ここまでatGPジョブトレ発達障害コースの強みや特長、口コミなどについてお伝えしてきました。
就労移行支援事業所は、大きく分けると一般総合型、スキル特化型、障害種別特化型の3つのタイプがあります。
atGPジョブトレ発達障害コースは障害種別特化型にあてはまる事業所です。
就労移行支援を利用をされている方は、さまざまな障害によって多様な特性や困り感があります。
そのため、就労に向けた効果的なプログラムや障害に対してそれぞれの配慮にも違いがあります。
障害種別に特化した事業所であれば自分の障害特性に合ったプログラムを受け、同じ困り感を共有しながら障害受容とともにその対処法を学ぶことができるメリットがあるといえます。
今回紹介したatGPジョブトレ発達障害コースに向いている方をまとめると以下のようになります。
・発達障害の方
・しっかりと発達障害について学び、継続した就労に活かしたい方
・事務職を目指している方
・東京と大阪に合わせて3カ所しかないため、アクセスの都合が良い方
損保会社に就職しました
20代女性