大阪府には350ほどの就労移行支援事業所があり、東京都に次いで多くの事業所があります。
自分に合った事業所を選ぶには見学に行くのが一番ですが、あまりに多数の事業所があると実際に足を運ぶのも大変です。
今回は大阪で人気のあるCONNECT(こねくと)について精神保健福祉士であるメントスが調査しています。事業所選びの参考にしていただければ幸いです。
就労移行支援事業所選びに失敗したと感じている利用者の声で多く聞かれるのが「事業所の雰囲気が自分には合わなかった」「自分の受けたいプログラムがなかった」「障害の特性を考慮してくれなかった」といったものです。
就労移行支援事業所は、自主的な活動を中心とした所から、障害の特性に合わせた個別サポートを強化している所まで様々。事業所選びに失敗しないためには、「自分の通える範囲にどんな事業所があるのか」をしっかりと調べることが重要なのです。
就労移行支援は原則2年しか利用できないサービスなので、事業所選びに失敗したくはありませんよね。
資料請求や、見学を行って事業所を比較するところからはじめてみましょう。
2分で資料請求完了です
大阪エリアで評判!就労移行支援 CONNECT(こねくと)とは?
CONNECT(こねくと)は大阪(梅田、新大阪、豊中、枚方、天王寺)に5箇所の事業所がある就労移行支援事業所です。
就労移行支援事業所は大きく分けると3つのタイプに分けることが出来ます。
CONNECT(こねくと)は精神・発達障害の支援に特化した障害種別特化型の事業所になります。
おすすめの三大就労移行支援
- ウェルビー まずは気軽に資料請求!早期就労コースが人気!
- LITALICOワークス 全国事業所数No.1 近くの事業所を見学しよう!
- ココルポート 昼食・交通費補助あり 経済的負担が少なく通える!
障害種別特化型のメリットは?
障害種別特化型のメリットは
同じ障害を抱える人同士で支え合うことができること
障害特性に対応したプログラムがあること
特化した障害に詳しいスタッフがいることなどがあげられます。
CONNECT(こねくと)の3つの支援サービスとは?
CONNECTの具体的な支援サービスについてみていきましょう。
① 施設内訓練でスキルアップ!
生活リズムを整え、体力をつける
- 通所日数への配慮
通所日数の調整・・通所日数や時間をひとり一人に合わせて調整し、段階的に滞在時間を延ばすことで生活リズムを整えていきます。 - 体調管理レポート
体調についてのヒアリングを毎日行い、月次レポートにまとめることで分析や原因究明に役立てています。また医療機関へ情報提供を行うことで症状改善につなげています。 - 運動プログラム
運動により、心身を整えることで「毎日元気に仕事のできる」身体つくりをしていきます。
コミュニケーションスキル
- コミュニケーションプログラム
授業形式で良好な人間関係を作るために必要なスキルを身につけます。
例)アンガーマネジメント、ストレスマネジメント、アサーショントレーニング等 - ディスカッション
コミュニケーションプログラムで学んだことを実践していきます。様々なテーマでディスカッションを行いながら、ひとり一人がもつ課題について少しずつ解決できるようトレーニングしていきます。
作業効率や仕事スキル
- 作業訓練
障害特性によって集中が途切れたり、ミスが多くなることがあります。自己理解を深めながら改善策や適性、どのような配慮があれば継続した就労につながるかを考えます。 - Word・Excel講座
「Word・Excelの基本的な操作ができるスキル」としてアピールできるMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)資格取得を目指し、スキルアップをしていきます。
就労準備トレーニング
- ビジネスマナープログラム
ビジネスシーンに適切な言葉づかいや名刺交換の方法、報連相などの就職したらすぐに必要なスキルを授業形式で学びます。 - 業務訓練
障害の特性によって、ひとりでの作業は得意でもチームでの業務は苦手といった場合もあります。実際の業務に近い環境の中で訓練を行うことで職場環境になじめるよう訓練を行います。
② 企業実習から就職活動へ
企業実習で実践
- 体験実習
CONNECT(こねくと)で積み上げてきたスキルや課題の克服が、社会においてクリアされているかどうか体験実習を通して確認します。 - 雇用前提実習
実習を通して雇用へ結びつく場合もあります。実際に雇用した場合にどのような配慮が必要かといった点についても企業側は検討してくれます。
就職活動のサポート
- 応募書類の作成
授業形式でまずは基本的な自己PRや志望動機の書き方を身につけます。応募先が決まった後は、個別に企業研究を行ったり応募書類の添削します。 - 模擬面接
面接で想定される質疑応答の練習を行います。近況して頭が真っ白に・・なんてことのないようにしっかりと準備をしましょう。
③ 職場定着支援で継続した就労へ!
職場定着支援
定期面談
就職後も月に1回以上定期的なペースで連絡を行い、必要に応じて面談も行っています。ささいな悩みでも打ち明けることで解決に近づいたり気持ちが軽くなることがあります。気軽に利用しましょう。
企業との連携
定期面談でお聞きした悩みや不安に対して、企業と連携しながら安心して働ける環境づくりをサポートします。
CONNECT(こねくと)の公式Youtubeがおすすめ
CONNECTでは2021年10月より【働く発達障害の方を応援】こねくとチャンネルを開設しています。
代表の”つちのさん”と支援員の”おくまみさん”が悩みを抱えながらも社会で働く社会で働く発達障害の方に向けて、役立つ情報を発信しています。
就労移行支援事業がここまで見ごたえのあるチャンネルを運営しているなんて本当に驚きです。
勉強になる動画、参考になる動画がたくさんありますので一度ご覧になってみて下さいね。
CONNECT(こねくと)は無料で昼食サービスが受けられる!
CONNECT(こねくと)では、お弁当が無料で支給されます。
毎日の事となると大きな出費となる昼食代。
離職中は少しでも出費を抑えたいので助かりますね!
一緒に読まれている記事【東京】昼食提供・交通費補助あり!のおすすめ就労移行支援事業所
CONNECT(こねくと)の利用料金は?
CONNECT(こねくと)の利用料金は世帯所得(本人と配偶者)に応じて、「負担上限月額区分」が決められています。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます。 | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
※注1:3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります
※注2:収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
※注3:入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります
就労までの期間はどのくらい?
利用期間は、ひとり一人の希望やこれまでの就労状況、現在の体調などによって違いはありますが、6ヶ月~1年ほどで就労される方が多いようです。
CONNECT(こねくと)の利用者の特徴は?
CONNECT(こねくと)は精神・発達障害の支援に特化しており、発達障害の方が33%、うつ病・双極性障害の方が32%と多くの割合をしめています。
また男女比、年齢比から幅広い方が利用されていることがわかりますね。
引用:公式サイト
CONNECT(こねくと)の就労実績は?
実は就労移行支援事業所の約3割は就労実績がないというデータがあります。
そのためしっかりと実績を確認することも必要です。
就労先の業界・職種は?
引用:公式サイト
職種は事務職に強いですね。MOS資格取得に向けたプログラムが良い結果につながっているのかもしれませんね。
就業先一覧
CONNECT(こねくと)の定着率は?
引用:公式サイト ※2障害者の就業状態等に関する調査研究
CONNECT(こねくと)の2020年度の6ヶ月定着率は87%でした。精神障害を持った方の6ヶ月定着率は全国平均で60%です。データからCONNECT(こねくと)がかなり高い定着率であることがわかります。
プログラムが充実しているだけでなく、実習を通して丁寧なマッチングをおこなったり、就労後のアフターサポートが整っていなければ定着率はあがりませんので、CONNECT(こねくと)のサービスは信頼できるといってよいでしょう。
CONNECT(こねくと)のデメリット
CONNECTはスキル特化型の事業所ではありませんので、ITスキルを特化して身につけたいなど、専門的な技術を身につけたい方には向いていないかもしれません。
また就労移行支援事業所は就職することがゴールではなく、就労に必要なビジネスマナーを身につけたり、障害特性や自己理解を深めて就労を継続するために必要なスキルを身につけるところです。
社会経験が長い方や、すでに体調や生活リズムが整っており、すぐに就職をしたいという方には障害者向けの転職エージェントの利用をオススメします。
CONNECT(こねくと)の良い口コミ・評判
当事業所を利用し、就職した者です。
約8か月の利用を経て、現在、働いている会社に就職することが出来ました。
支援員さんの働く姿や利用者さんとの関わり方を間近に見て、私も支援の仕事がしたいと思い、未経験だった福祉業界を目指しました。
就職活動は決してスムーズではありませんでしたが、応募書類の添削や面接対策や振り返り、面談での心理的なサポートを行って頂きました。
事業所で行われるディスカッションや業務訓練(会社で働くことを模した集団訓練)での経験は、どんな仕事にでも役にたつ訓練だと思います。
事業所の雰囲気も良いと思いますので、利用を検討されている方は一度、見学してみることをオススメします。Google map: connect 新大阪事業所
私が書ける範囲でレビューを書かせて頂きます。
私は注意欠陥障害(ADD)と診断された者です。会社で打ち合わせが上手くできない等対人関係について悩み、自分で自分の首を絞め休職した末、当施設へ辿り着きました。
学校や会社において何か一人で悩まれている方、話せる人はいるけどなかなか解決に向かえない方など、一度ここへ体験として足を運ばれてもいいかもしれません。希望が見えてくるかもしれません😌
ここから当施設の概要です。
①実施内容
この施設では大きく分けて以下が実施されてます。
【ビジネススキル演習】
ディスカッションや電話応対等社会人として活動する上で必要となるスキルを学んで実践する。
【作業訓練】
単純作業能力の向上を図る。
【業務訓練】
作業訓練で養った能力を使い、複数人グループで会社業務を想定し、共同作業にあたる
また最終目標は就職なのでそれに向け履歴書作成等のサポートももちろんして頂けます。
②私が利用した感想
支援員さんは自分自身の考えや行動を見つめ直すヒントをだし自分で気づく導きをしてくれたり、指摘をしてくれます。そしてそこで気づいたことをまた自分でフィードバックしていくことで成長できます。また、利用者の個々の障害特性•課題に合わせて進めてくれますので安心できると思います。
なかなかこのように自分の課題を客観的に観察し、改善する機会はないと思うので悩んでいる方にとっては人生においてかけがえのない経験になると思います。
長くなり申し訳ありませんが、
私のように苦しんでいる方、そのような方を知っている方の参考になればと思い投稿させて頂きました。Google map: connect 新大阪事業所
この事業所で訓練をして、少しずつ苦手な事ができる様になり、自信に繋がりました。支援員の方は皆さん明るくてとても優しく、特性理解や就労面だけではなく生活面や体調についても親身になって相談に乗ってくれます。働く上で必要な基本的スキルを身に着けられる訓練プログラムが豊富なので、新たに社会に向け、再出発したい方には、おススメできる事業所です。
Google map: connect 天王寺事務所
やめたい?CONNECT(こねくと)の悪い口コミ・評判
支援員は空気が読めず、企業の紹介もなく、履歴書の出来にケチをつけるだけ。 いざ就職できても、就職後のアフターフォローは0で自分から電話をかけるしかありませんでした。Google map: connect 新大阪事業所
50社以上の実習先を揃えている、という謳い文句で実習先のファイルを見せられました。
その中から行きたいところを選んでくれ、というので5社選択するとそれらはすべて今は実習を受け入れてないとのこと。
企業の状況で受け入れられないことがあるのは想定してましたし、仕方のないことだと思います。
しかし、実習を受け入れていないことが判明したあともその企業は実習先のファイルに入り続けていました。
受け入れていないことがわかっているのに、「実習先、これだけあります!」って言うのは嘘ですよね。
自分たちの扱う情報のアップデートさえきちんと出来ない施設です。Google map: connect 新大阪事業所
CONNECT(こねくと)の申し込みの流れ
[ptimeline color=”pink”] [ti label=”STEP1″ title=”見学・相談”]見学・相談会は、ご都合に合わせてお好きな曜日・時間に申し込みが可能です。[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”体験利用”]見学を行い興味を持たれた場合は実際に、プログラムを体験してみましょう。無理な勧誘等はありませんので安心です。[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”申請”]自治体の窓口に利用申請をします。書類作成サポート及び申請同行サポートも可能です。申請により受給者証を取得することができます。[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”利用スタート”]就労に向けたプランを相談しながら作成していきます。いよいよ本利用の開始となります![/ti] [/ptimeline]CONNECT(こねくと)事業所一覧
就労移行支援 CONNECT(こねくと)向いている人・向いていない人
ここまで、CONNECT(こねくと)のサービスの内容や口コミなどを見てきました。
最後にCONNECT(こねくと)に向いている人・向いていない人をまとめました。
就労移行支援事業所選びは自分が通いやすい雰囲気かどうかといった点も大きな要素となりますので、興味を持った方はぜひCONNECT(こねくと)に見学に行くことをオススメします。
- 同じ障害をもつ仲間と就労に向けて頑張りたい
- 継続した就労ができるように、障害理解や自己理解を深めたい
- 就労後も丁寧な定着支援を受けたい
- 今すぐ就職がしたい。
- IT系のスキルを特化して高めたい。
CONNECT(こねくと)よくある質問
- 就労移行支援って何?
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一般就労を希望する障害のある方へ、就労に必要なスキルを身につけるためのプログラムを提供し、就職活動、職場への定着支援を行う福祉サービスになります。
- 障害者手帳がなくても利用できる?
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障害者手帳を持っていない方でも、医師の診断や定期的な通院を行っていれば、利用可能な場合があります。
- 利用対象者に制限はある?
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下記の条件を満たす方が利用対象となります。
1. 一般就労を希望される方
2. 18歳から65歳未満の方
3. 障害者手帳・自立支援医療受給者証・医師による診断書・意見書をお持ちの方
- 通所日数に関する配慮はある?
-
最低限の日数として、週3日の通所が前提となりますが、午前だけの利用、午後だけの利用なども可能です。
障害者雇用は、最低でも週20時間の労働が求められますので、少ない日数からのスタートでも、最終的には週5日通所を目指す必要があります。
- 訓練や実習で工賃(給料)はもらえるの?
-
一般就職に向けて訓練を行う施設なので、原則として工賃(給料)はありません。
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