セルフマネジメント

引きこもりを脱出できる唯一の方法とは?【公認心理師監修】

引きこもり 脱出 方法
  • 引きこもりを脱出したいけど、どうすればいいか分からない…
  • きっかけが見つからずにいる
  • ぬけ出す具体的な方法を知りたい

このような悩みを抱えている人は少なくありません。

具体的な方法が分からず、勇気も出ず、ズルズルとこの状況を続けるとますます脱出のタイミングは遠のいていきます。

今回は、引きこもりを脱出する唯一の方法を解説します。また、引きこもりになりやすい人の特徴や引きこもりから脱出できる人となかなかできない人の違いも紹介しています。

本人に限らず、ご家族やパートナーもぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

引きこもりとは?なりやすい人の特徴

引きこもりとは、学校や仕事などの社会活動に参加することが難しく、1日の大半の時間を自宅で過ごしている人たちと言われています。2000年くらいから社会的な課題として、メディアでも取り上げられるようになりました。

なりやすい人の特徴

引きこもりになりやすい人には特徴があると言われています。それが以下の7つの特徴です。すべて当てはまる人もいれば、一部当てはまる人もいます。

7つの特徴

1.真面目

2.頑張り屋、努力家

3.自分の気持ちを伝えることが苦手

4.どちらかと言えば内向的

5.人の目を気にしやすい

6.繊細で傷つきやすい

7.コミュニケーションが苦手

これらの特徴を持つ人は多くの場合、自分の中でストレスをため込みすぎて辛くなりやすいようです。その結果、自己防衛の一つとして「人と関わらない」を選択して引きこもりとなる、と言われています。

引きこもりを脱出する唯一の方法

引きこもりを脱出できる唯一の方法は、「行動すること」です。それは、外に出ることだけではありません。

在宅であろうと、社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を行っている場合は引きこもりではありません。

特にここ数年で在宅ワークの求人が増え、外に出ることが苦手な方も、就労の機会を得て引きこもりから脱出されている方も多いです。

そうです。厚生労働省の定義である「ひきこもり」を脱出している人は自分のできることから行動しているのです。

在宅ワーク以外の「行動」も選択肢に

在宅ワークはスキルや経験が必要なものもあり、多くの仕事はPCが必要です。

「PCを買うお金がない…」「在宅ワークはハードルが高い…」という人は以下の方法はいかがでしょうか?

・信頼できる人に相談する

・医師やカウンセラーなど専門家に相談する

・就労支援やデイケアに通所する

・ひきこもり地域支援センターへ行く

・できそうな習い事やバイトなどからはじめてみる

引きこもりとは、社会活動に参加が難しくて1日の大半を自宅で過ごしている人のことです。社会活動に少しでも参加してみることが引きこもり脱出の唯一の方法。ただし、この記事を読んでいる親御さんやパートナーは、無理やり行動させることだけは絶対にしないでください。

引きこもり当事者に寄り添い、本人ができることを一緒に探すことをご家族やパートナーは意識しましょう。

少しずつ何かをすることも「行動すること」

生活リズムを整えることや、人と関わる趣味を充実させることも「行動すること」です。生活リズムは最も重要で、午前中のうちに起きる、朝食を食べることも立派な行動。こうした日々の積み重ねが引きこもり脱出へと繋がっていくのです。

また、新しい趣味を作るなら人と関わるものにしましょう。

1対1からでも十分なので、対面の対戦ゲームやモノづくり教室など、興味の持てるものを介して人と交流する機会を増やすのも、立派な「引きこもり脱出」です。

脱出できる人とできない人の違い

引きこもりは脱出できますが、なかなか時間のかかる人もいます。ここでは脱出できる人と、なかなかできない人の違いを解説します。

脱出できる人とは

引きこもりから脱出できるのは、「一人で抱え込まない」「脱出したい気持ちがある」「後回しにしない」「変化を極端に恐れない」人です。先述の通り、引きこもりを脱出する唯一の方法は行動すること。

そのためには、一人で苦しまずに誰かの協力を得ることや「とにかく一度やってみる」という気持ち、行動する力を持つことが今からでもできる人です。

なかなか脱出できない人とは

脱出までに時間のかかるのは、「不安が強すぎる」「失敗・挫折したくない気持ちが強い」「今が案外ラクだと考えている」「精神疾患の悪化」「人に頼ることができない」人です。これらの要因によって、引きこもりを脱出する唯一の方法である「行動すること」ができにくくなります。

不安を持ってはいけないのではなく、強すぎることがブレーキとなっている可能性があります。例えば「また前職のように嫌な思いをしたくないから」と、まだ出会っていない人たちと過去の人を重ねている場合などです。

うつ病や不安障害などの悪化は、自分だけでどうにかすることは特に難しいです。抵抗はあるかもしれませんが、医療機関への受診は「行動すること」に繋がります。このように、なかなか脱出できない人も脱出できる人の特徴を少しずつ手に入れることで脱出できます。

引きこもりは脱出できる!

今回は、引きこもりを脱出する唯一の方法「行動すること」を詳しく解説しました。最後に改めて引きこもり脱出方法をまとめたので、できそうなことからやってみましょう。

・生活リズムを整える

・信頼できる人に相談する

・医師やカウンセラーなど専門家に相談する

・就労支援やデイケアに通所する

・ひきこもり地域支援センターへ行く

・できそうな習い事やバイトなどからはじめてみる

・在宅ワーク(データ入力など)にチャレンジ!

勇気のいることと思いますが、引きこもり脱出には誰かにSOSを出すことと、自分も何かしら行動することが大切です。

引きこもりは脱出できます。脱出して引きこもり時代を過去にするためにも、まずは行動してみましょう!

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