HSPは病院へ行くべきか?生きづらさをやわらげるには?

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HSP 病院
  • 人の気持ちを気にしすぎて疲れてしまう・・
  • 音や光に対して過剰に反応してしまう・・
  • 相手の感情が流れ込んできてつらくなってしまう・・

このように、生きづらさを感じてしまう人はいませんか?

ストレスに強く反応し、周囲への刺激に敏感な人は「HSP」と呼ばれる特性があります。このHSPは病名ではなく心理学的用語のため、病院へ行ったからといって治療できるわけではありません。

ただし心や体の不調をきたすこともあり、日常生活に影響を及ぼす場合は受診した方が良いケースもあります。

この記事では病院へ行くときの目安と、HSPの特徴的な症状をまとめました。日々感じる生きづらさのやわらげ方も一緒に紹介しているので、参考にしてみてください。

この記事を監修した人

こんにちは 公認心理師のサイトスです。

現在は複数の企業で、メンタルヘルスに関する研修やカウンセリングを行っています。

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HSPの特徴的な症状

HSP(Highly Sensitive Person)はアメリカの心理学者「エレイン・N・アーロン博士」が提唱した言葉です。「繊細さん」と呼ばれることもあり、メディアでも度々取り上げられ認知度が高まっています。

アーロン博士はHSPには「DOES(ダズ)」という4つの特性を名付けました。

HSPの4つの特性

Depth of Processing:考え方の処理の深さ
Overstimulation:刺激に対して敏感
Emotional response and empathy:感情的に反応し共感しやすい
Sensitivity to Subtleties:感受性が鋭く繊細

上記の特性によって、環境から影響を受けやすく生きづらさにつながってしまうのです。

周りは気にしていないのに自分だけ気になる
メディアに共感しすぎて辛い
深く考えすぎて疲れる

このように周りと同じように過ごせず、苦しい思いをしている人の中にはHSPが影響している場合があります。

HSPは病院へ行くべき?受診の目安

HSPは感受性の強さから傷つきやすく、疲れやすいことが多くあるので病院へ行こうか迷う人もいるのではないでしょうか。

しかし、HSPは疾患や障害ではありません。そのためHSPかどうかの正式な診断は難しいでしょう。

ただし、日常生活で困っている内容によっては受診した方が良いケースもあります。ここからはどのようなときに病院へ行くべきか、目安をまとめました。

精神疾患に移行したとき

HSPはその特性から精神疾患に移行する場合があり、日常生活に支障を及ぼすときには病院へ行きましょう。

自分はHSPだから弱くて仕事ができない」と思い受診すると、違う病気だったということもありえるからです。

例えばHSPの症状には、周囲の情報を受け取りすぎて上手く処理できないことがあります。
しかし情報処理の不安に襲われたり、憂うつになって出勤できなかったりすると「パニック障害」や「うつ」の可能性も。

精神疾患だと、医療機関において治療法を提案してくれるはずです。HSPの特性はどうにもならないかもしれませんが、精神疾患を治療できれば少しでも前向きに過ごしていけるでしょう。

対策をとっても生きづらさが強いとき

自分がHSPだということを理解し、過ごしやすいように対策をとっても苦しいときは病院で相談するのがおすすめです。

人混みを避けたりイヤフォンをして刺激を遮断したりしても、生きづらさが変わらないときはHSP以外に理由があるかもしれません。

先にお話したように精神疾患に移行していることもあれば、別の原因として発達障害が関与している可能性もあります。

毎日の生活が辛い、不調が続いて何もできないという場合は受診してみましょう。

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HSPで生きづらい人にやわらげ方を3つ紹介

疲れやすく、できない自分を責めがちになるHSP。常に生きづらさを感じてしまっては、ストレスで押し潰されてしまうでしょう。

そこで、特性を少しでもやわらげる方法を紹介していきます。生まれつきの繊細さや敏感さを治すのは難しいため、HSPと上手く付き合っていくことが大切です。

HSPを正しく理解する

まずは、自分の考えや行動を理解してHSPを受け入れる必要があります。HSPを理解していないと「何でこんなに弱いんだろう」「どうしてかんばれないんだろう」と、自分を責めてしまうからです。

周囲に敏感だからこそ、人の気持ちに寄り添えるのはHSPの良いところ。特性を正しく知ることで、得意なことや楽しいことが見つかるはずです。

仕事が上手くいかず自信をなくす前に、HSPについて理解を深めてみましょう。

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特性を活かす

HSPの特性にある感受性や想像力の豊かさ。この特性を活かすことで、もっと楽しめることを見つけられるはずです。

HSPの人は芸術鑑賞やクリエイティブな活動に対して、喜びを得られる傾向があります。感受性の強さを利用して、絵画や文章など芸術に親しんでみてはいかがでしょうか。

多くの人は、HSPをコンプレックスに感じてしまうかもしれません。しかし、その特性を逆手に取ることで毎日を豊かにできるでしょう。

環境を見直す

特性上、どうにもならない場合は環境そのものを見直す必要があります。自分にできる対策には限界があり、環境そのものが良くない場合は逃げるのも1つの手段です。

職場環境が悪かったり自分に合った職種ではなかったりする場合は、異動や転職が生きづらさをやわらげる近道。リモートワーク、または自分のペースでコツコツできる職種へと変えてしまいましょう。

また音や光が苦手な人は、普段から周囲の刺激を遮断するのも良いとされています。

イヤフォンをする
パソコンやスマホから離れる
アイマスクをする

休日には何もせず、ぼんやり過ごすと神経がリフレッシュできるでしょう。

HSPだからこそできることを探してマイペースに生きよう

HSPは上手くストレスを発散させ、日常生活に影響を及ぼすような身体症状がなければ受診する必要はありません。

しかし、毎日生きづらくて辛いときには受診するのがおすすめです。病院へ行くことでHSPではなく、別の原因が見つかる可能性があります。

周りと同じように過ごせないことに苦しい思いをすることが多いかもしれませんが、HSPを楽しむのも対処法の1つです。

気配り上手、優れた洞察力などはHSPの良さ。できることや楽しいことを探して、自分のペースで過ごしていきましょう。

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