障害者の就労について

障害者雇用でおすすめの企業は?雇用率上位の企業と成功事例を紹介

障害者雇用 おすすめ企業

障害者雇用を検討している方は、応募する企業の評判を知りたいのではと思います。ただその情報があまりなく調べにくいのが現状です。

障害者雇用は情報が出回りにくい分、選択の難易度も上がります。

さまざまな企業が障害者雇用を行っている中、障害者にとって”本当に良い企業”と出会うのは非常に難しいと言わざるを得ません。

この記事では、障害者にお勧めの企業を雇用率、実例共にご紹介していきます。

障害者枠で就職先を探している方はぜひ参考にしてみてください。

サイトス

今回の記事は、公認心理師として現在複数の企業でメンタルヘルス関連の業務を行っているサイトスが担当しています。

障害者雇用率上位の企業

障害者が就職する場合、障害者雇用率をひとつの指標にしてみましょう。障害者雇用率が高い=障害者にとって良い企業とは言い切れません。ただ、障害者雇用率が高い企業は、それだけ障害者を受け入れていることには間違いありません。

東洋経済がCSR企業白書で毎年発表している障害者雇用率ランキングより、障害者雇用率上位3位の企業の事業内容や特徴をご紹介します。

【第1位】ゼネラルパートナーズ

  • 障害者向けの人材紹介や求人情報サービスを提供
  • 精神障害を持つ人が安定的に働ける農業事業所の運営
  • シングルマザー支援事業
  • ダイバーシティに関するメディア運営

社会課題解決型の事業を数多く展開している企業で、雇用率は17.9%で5年連続トップを維持しています。

【第2位】エフピコ

  • 食品トレーや弁当・総菜容器最大手
  • 特例子会社のエフピコダックスなどを中心に、全国16カ所の事業所で障害者に雇用機会を提供
  • リサイクル工程を中心に障害者雇用を進める

環境対応と障害者雇用を同時に行っている企業で、雇用率は12.7%で上場企業としてはトップです。

【第3位】エイベックス

  • 障害者向けにバリアフリーのサテライトオフィスを設置
  • バックオフィス業務を任せる
  • 障害者アスリートの雇用にも積極的

エンターテインメント企業として有名なエイベックスの雇用率は7.40%で、障害者向けカウンセラーを配置するなど、雇用の定着・安定化にも力を入れています。

(参考:週刊東洋経済「CSR企業白書」)

障害者雇用でおすすめできる企業とは

障害者雇用でおすすめできる企業の条件はいくつかありますが、前項でも紹介した障害者雇用率に加えて以下の情報を意識するとよいでしょう。

  • 障害者雇用率
  • 社員の定着率
  • キャリアアップ制度

それぞれについて詳しくご説明しましょう。

障害者雇用率が高い

障害者雇用率が高いということは障害者雇用に積極的である証拠でもあります。

また、障害者雇用率が高い企業は障害者の働きやすさについて配慮している場合が多いのも特徴です。企業選びのひとつの指標になるのは間違いないでしょう。

社員の定着率が高い

社員の定着率が高い企業は、働きやすい企業である可能性が高いです。

社員の定着率を調査するのは難しいと思われがちですが、社員の3年以内離職率を見るのがポイントです。

離職率が高い=定着率が低いことになります。一般採用の社員に対してのフォローが行き届いていない企業は障害者に対するケアがおろそかになりがちです。

転職エージェントなどでは企業の離職率の情報も聞くことが出来ます。社員の定着率が高い企業を選びましょう。

キャリアアップ制度が整っている

正社員登用制度、社内勉強会・研修制度への参加などのキャリアアップ制度が、障害者に対して準備されている企業はおすすめな企業と言えます。

就職しても昇給やステップアップできる機会がなければモチベーションの維持が難しくなるのは当たり前です。

希望する企業のキャリアアップ制度については確認しておくと良いでしょう。

特例子会社を持っている企業は狙い目

有名企業の多くは特例子会社を持っている場合が多いです。

特例子会社というのは、障害者の雇用促進と安定化を図るため、障害者雇用に対する特別な配慮を行う子会社のことです。一定条件を満たしたうえで、厚生労働省の認定を受けると特例子会社で雇用された人数が親会社及びグループ全体の雇用として算出されます。

特例子会社を持つことは、障害者が活躍する場を提供できるうえ、戦力化することができます。雇う側も効率的に作業を促せるほか、業務に当たる障害者にとっても働きやすい環境が提供されるので狙い目と言えます。

企業の障害者雇用に対する成功実例

ここからは、障害者雇用に対する成功実例をいくつかご紹介します。障害者雇用の対象となった精神障害者が活躍している企業の実例を見てみましょう。

日立製作所

日立製作所は日本の代表的な家電メーカーの一つです。以前から障害者雇用に積極的に取り組んでいましたが、精神障害者に関しての雇用だけが進んでいない状況でした。精神障害者の雇用の安定と業務の推進のために日立製作所は以下のことに取り組みました。

  • 精神保健福祉士と障害者の雇用促進チームを設置
  • 精神障害者雇用促進プロジェクトの立ち上げ
  • 社内専用のサイトでサポーターを募り、月1回のセミナー等を開催
  • 勤務時間や業務の難易度を徐々に上げるステップアップ方式でストレス耐性を強化
  • 雇用実習をした障害者本人が仕事を通じて感じたことや学んだことを発表

(参考:精神障害者雇用事例集「精神障害者とともに働く」日立製作所 より)

このような工夫や取り組みを社内全体で行いながら、安定した雇用の実現を目指しています。

シダックスオフィスパートナー

シダックスはカラオケやレストラン事業を行う有名企業です。

シダックスも積極的な障害者雇用を推進している会社です。シダックスオフィスパートナーという特例子会社を設立し、精神障害者の個別性に配慮しながら、キャリアアップ、働くモチベーション維持や向上を図ることに焦点を置いた職場環境を目指しています。その実現に向けて以下のような取り組みを行っています。

  • 本社でサポート体制を構築しつつ全国に定着支援員を配置
  • 入社年数等によるキャリアアップ人事制度の導入
  • 「健康ノート」を記入してもらい、状況に応じて作業内容を変更
  • 「こころの相談室」を設置し、カウンセリングを受けられる環境を整備

(参考:中小企業等における精神障害者や発達障害者の職場改善好事例集 シダックスオフィスパートナー

従業員数89名のうち65名が障害者というシダックスオフィスパートナーは、障害者のキャリアアップやモチベーション維持だけではなく、定着雇用に繋がったよい例と言えます。

まとめ

障害者が就職先を選ぶのは難しいと考えられがちです。

ですが、今回ご紹介したように障害者雇用に積極的な企業や、障害者の働きやすさを考えてくれる企業もあります。

企業選びのポイントをしっかり抑え、自身に合った企業を選べば自信をもって働ける場になるでしょう。

障害者向けのエージェントでは、ひとり一人の希望や状況に合った企業の紹介をしてもらえます。また、応募書類の添削や面談の練習なども行ってますので、自分一人で就職先を探すのが難しいといった場合には積極的に転職エージェントを利用してみましょう。

サイトス

転職エージェントの登録はどこも無料ですので、複数に登録してよりよい就職先を探すと効率的です。

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