- 就労移行支援の事業所ってどうやって選べばいいんだろう・・
- 自分に合っているかどうかどうやって確かめたらいいの?
- ミラトレの強みは?どんな人に向いてるの?
この記事では大手の就労移行支援事業所であるミラトレについて各種のデータから口コミまで人気の秘密を徹底調査した結果を公開しています。
3300以上ある就労移行支援事業所の中から自分にぴったりの事業所を選ぶのは簡単なことではないかもしれません。
結論から言うとミラトレは精神障害者保健福祉手帳を取得している方の利用が多く、生活のリズムを整えながら様々なビジネスシーンに対応できるよう幅広いスキルを身につけたい方に向いています。
就労移行支援は原則2年間しか使えないサービスです。
『失敗した!あっちの事業所にしておけば良かった・・・。』なんて後悔をしないために事業所選びは慎重にしましょうね。
事業所選びのお役に立てれば嬉しいです。
ミラトレの良い口コミ・悪い口コミ
まずは気になる口コミから見ていきましょう。
息子が通っています。通所開始時は5月だったので、リモート・zoomで支援してもらっていました。パソコンはミラトレの物をレンタルして使用します。
開始時間、日報送信後に電話がありました。
午前中は、テーマを決めて利用者とスタッフで話し合ってました(コミュニケーション)
午後は、自習です息子はタイピングをしていました。昨日より1文字でも多く打つと目標を立てて取り組んでました。終了時間前に何をしたか日報を書いて送信→スタッフから電話が来て終了。
報連相が身につきました
20代男性
疑似就労では指示された内容や目的をうまく理解できず、正しく対応できないことがありましたが、支援員の方がメモは図で示すなどその都度しっかりと説明してくれました。
これまでは自分が良いと思うものを追求して目的や報連相を忘れがちでしたが、支援員の方とのやり取りを通じて仕事に対する心構えが身に付きました。引用:公式サイト
生活リズムが整いました
20代女性
SNSやGoogleMapから気になる口コミを集めてみました。全般的に良い口コミが多いですが、ゆるい雰囲気が気になるという声もありますね。
ミラトレ利用者の体験談
さらに就労三銃士が独自にミラトレ利用者の体験談をお聞きするためインタビューを行っています。
就職できました
30代男性
視覚障害で身体障害者手帳3級です。
お持ちの障害や症状の診断を受けた経緯について教えてください。
先天性の視覚障害なのですが、片目はほとんど見えずもう片方も弱視なので学生時代も特別学級でした。
生まれた直後に診断をされたようでもう何十年もこの障害と付き合っていますが、ものがはっきり見えないのでなかなか仕事もうまくいかず、「就労してはすぐにやめる」を繰り返してきました。
就労移行支援を利用するきっかけについて教えて下さい。
障害者雇用や一般雇用など複数の企業での就労経験はありますが、障害が理由でうまく仕事ができずにすぐに辞めてしまいました。
そのため障害があっても仕事を長く続けていけるようにということでプロのサポートが欲しいと思い、利用を決めました。
タイトル
20代男性
あなたの障害・症状名、障害者手帳・等級について教えてください。
双極性障害、学習障害です。
お持ちの障害や症状の診断を受けた経緯について教えてください。
小学2年生になると算数などの計算などが全くわからなくなってしまい、病院に行き学習障害の計算が苦手の分類と診断されました。
双極性障害は社会人になり職場での色々な経験をして病院で双極性障害であると診断されました。
就労移行支援を利用するきっかけについて教えて下さい。
就職後、自分の学習障害などが一般人と比べるとかなり重度であることを理解し、現実を知りました。
その後双極性障害の診断もつき、離職することとなりました。体調の回復を待ち、知人の勧めで就労移行支援を利用することにしました。
実際にミラトレを利用された方の声は参考になりますね。
就労移行支援事業所選び チェックポイント
これから就労移行支援を受けようと思っている方に、事業所選びの条件をお聞きすると一番多い答えが『通いやすい場所であること』です。
確かにせっかく通い始めても、行くまでに疲れてしまうほど遠かったり、満員電車に長く乗らなくてはいけない場合など障害の特性によってはかなり負担になるでしょう。
『通いやすい場所であること』は重要な条件です。
ただし、通いやすいという条件だけで事業所を選んでしまうのはとっても危険です。
事業所へ通っても就労に結びつかないのでは困ります。就労実績もしっかりと調べましょう。
その他にも就労移行支援選びに重要なチェックポイントとして
- プログラム内容が自分の目的と合っているか
- 事務所の雰囲気が自分と合っているか
- 就職後のアフターフォローはしっかりしているか
などもあげられます。
ミラトレはどんな人が利用してるの?
ミラトレを利用している方はどのような人が多いのでしょうか?
障害者手帳の保有率は?
ミラトレでは精神障害者保健福祉手帳を保有している人が8割です。
また手帳を未取得の方も医師の診断や定期的な通院があれば利用可能な場合もありますので、一度相談されることをおすすめします。
精神障害の内訳は?
発達障害の利用者が多いことがわかります。
ミラトレは障害種別に特化したプログラムではなく、一般型の事業所です。
障害種別特化型を希望される場合はこちらもご検討ください。
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ミラトレ利用者の年代は?
利用期間はどのくらい?
障害のある方が就職・転職を考えている場合、必ずしも就労移行支援でトレーニングが必要なわけではありません。
すでに生活リズムが整っており、就労経験もある、なるべく早く仕事をしたい、といった方は転職エージェントの利用も選択肢の一つです。
おすすめの転職エージェント
- LITALICO仕事ナビ 非公開求人数も多数 専属キャリアアドバイザーがマンツーマンで転職をサポート!
- 障害者雇用バンク 業界最大級求人数!リモート就職サポート! 在宅のままスマートフォンだけでOK
- dodaチャレンジ 大手の求人多数 安心のdodaブランド!専任のキャリアアドバイザーがサポート!
ミラトレの就労実績
次に就労実績について調べました。
ミラトレの就職率は高い?
ミイラトレの全事業所の平均就職率は85%!
平成30年度社会福祉施設等調査による全国平均は53%なので、比較するとミラトレの就職率がいかに高い実績であるかがわかります。
ミラトレ利用者の就職先は?
ミラトレを運営するパーソルグループでは障害者対象の転職エージェント『dodaチャレンジ』も運営しています。
そのため幅広い業種、職種への就職も可能です。
業界トップクラスの驚きの定着率
定着率とは就職後継続的に就労している方の割合です。
就職率以上に重要なのは定着率です。
定着率をあげるためには
・個々がスキルアップできるプログラムがある
・本人の希望にできるだけ近い就労先の選択肢の提供をしている
・就職先に障害に対する配慮について理解をいただいている
・就職した利用者に適切なアフタフォローを行っている 等
様々な支援が必要となります。
「障害者の就業状況等に関する調査研究」2017年の調査によると精神障害者の半年後定着率は約60%です。ミラトレの定着率は90%!定着率も申し分ありませんね。
ここが自慢!8つのミラトレの強みとは?
ミラトレの8つの強みをそれぞれ見ていきましょう!
特例子会社が運営!
ミラトレは人材サービスパーソルグループの特例子会社パーソルチャレンジが運営しています。
パーソルチャレンジは400名以上の障害のある社員さんが、グループ内の業務を受託しているそうです。
障害のある方の働き方を熟知しているからこそ、就労の支援にも深みが出るんですね。
また人材サービスの大手であるパーソルグループだからこその豊富なノウハウや実績を障害者雇用に活かすことで就職率98%という絶大な就労実績を誇っています。
徹底した個別支援!
一人ひとりに合わせた個別支援計画!
ミラトレでは利用開始前のヒアリングでは利用者と支援員が「一緒に」支援計画を作成していきます。
体力に自信のない人には半日通所を提案するなど、無理なく自分のペースでスタートすることが可能です。
定期的な面談・評価・フィードバック
またプログラムを進める中で定期的な面談・評価を行い、より具体的になってきた課題や希望の職種に必要なスキルを習得に向けて随時計画を調整していきます。
ミラトレでは通所開始から就職まで、臨機応変で的確な計画を作成するため、より利用者の希望の就労につながると言えます。
ミラトレは豊富なプログラムが自慢!
コミュニケーションスキルアップのための多数の講座!
ミラトレでは精神障害をもつ利用者さんの割合が多く、職場での人間関係に悩みを抱え就労に必要なコミュニケーションスキルの向上を目指す方も多いそうです。
より良いコミュニケーションため、感情をコントロールを行うアンガーコントロール講座、リラクゼーション講座、メタ認知トレーニング講座、メンタルケア講座等多くの講座が用意されています。(講座は一例です。事業所によって内容は異なります。)
グループワークでコミュニケーションスキルアップ!
ミラトレのトレーニングは、ミラトレの事業所を一つの会社、利用者を社員と見立て、実作業を通じてさまざまな経験を積んでいくプログラムです。
グループで疑似就労を行う中で実際にコミュニケーションを取りながらグループワークを進めコミュニケーションスキル向上の実践を積んでいきます。
社会人の基本!ビジネスマナーを習得
マナーを学んでビジネススキルをアップ!
実際に電話をかけながら電話応対のマナーを学ぶだけでなく、伝言メモの取り方まで実践的なトレーニングを行います。
顔の見えない電話対応のマナーを習得することは、対面でのビジネスマナーのスキルアップにもなります。
清潔感は面接突破の第一歩!
また社会人のマナーとして身だしなみを整えることはどんな職種であっても重要です。講座では、ビジネスにふさわしい外見の整え方について学びます。
就職活動で、企業から「この人と働きたい」と思ってもらうには、清潔感が大切な要素になります。
面接の第一印象もよくなるので、他の人から見て清潔だと思われる状態を意識できるようにしていきます。
発達障害をもつ方の中には「自由な服装でお越しください」と書かれていると額面通りに受け取り、素直にカジュアルな私服で参加してしまったなんて方もいます。
実践を通して即戦力となる!
職場で役に立つ実践的な取り組み
ミラトレでは一般企業で行われる業務を想定した実習を行っています。
ビジネスシーンを想定して、グループで企画から調査、プレゼンテーションを行ったり、軽作業として資料やチラシの折り込み、封入、宛名の貼り付けなどの作業を行うことも。
ただの流れ作業ではなく、効率を考えたり作業分担を決めるためには、積極的な提案や意見交換を行っていくことになります。
様々な業務、役割を経験することで即戦力となれる人材への成長を目指しています。
生活面も整えられる!
健康と生活リズムを整えるサポートも!
継続した就職活動、そして就労を継続するためには「体調管理」と「日常生活の安定性」が重要です。夜更かしの習慣から生活リズムの立て直しが難しい場合は支援員と一緒にリズムを整える計画を立てていきましょう。
働くために必要な体力づくり!
ミラトレでは、体を動かす習慣をつけるためにウォーキングなどの体力づくりのためのプログラムも取り入れています。
医療機関に支援員が通院に同行も!
無理なく就労に向けた活動に取り組めるよう主治医と状況をしっかりと共有し、支援に関するアドバイスを受けることで、個別支援計画を調整します。
就職支援の充実!
ノウハウ豊富な就職支援
総合人材サービス パーソルグループのミラトレには、就職活動に関するノウハウがたくさんあります。
履歴書や職務経歴書の作成支援、面接の練習、就職する前に企業での実務を体験できる「実習」など、就職につながるための支援がたくさん用意されています。
ミラトレを運営するパーソルチャレンジでは多くの障害者の方が勤務しています。
そう、障害者を採用する企業側の立場でもあるんですね。
またパーソルグループでは障害者対象の転職エージェント『dodaチャレンジ』を運営しているため、ハローワーク以外の案件もサポートしてもらえるのがいいですね。
万全の定着支援がある!
就職後もしっかりと支える”定着支援”
ミラトレでは、就労移行支援の就職定着支援の期間(就職後6か月間)を過ぎた後から、最長で3年間利用できる「就労定着支援サービス」も運営しています。
利用者さんへの支援だけでなく、職場の人事担当者や上司、同僚の方にも話を伺い、働きやすい職場環境へと整えています。
ミラトレ利用者 1日の流れ
個人ワークとグループワークを取り入れながらビジネススキルをトレーニング中のAさんの場合
[ptimeline color=”yellow”] [ti label=”10:00” title=”朝礼・体操”]今日1日のプログラムを確認しました。[/ti] [ti label=”10:30” title=”グループワークに参加”]メンタルケア講座でコミュニケーションを円滑にするためのメンタルケア方法を学びました。[/ti] [ti label=”12:00” title=”昼食・休憩”]昼食をとり、リックスして過ごしました。[/ti] [ti label=”13:00” title=”個別ワーク”]PCを使って資料作りに取り組みました。[/ti] [ti label=”13:30” title=”疑似就労”]グループで相談しながらプレゼンテーションの資料を作りました。[/ti] [ti label=”16:00” title=”退勤”]今日1日の振り返りと明日の予定のチェックをしました。[/ti] [/ptimeline]ミラトレの利用料金は?
利用料金は世帯所得(本人と配偶者)に応じて、「負担上限月額区分」が決められています。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3)。 | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
※注1:3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります
※注2:収入が概ね600 万円以下の世帯が対象になります。
※注3:入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります 出典:厚労省 障害者の利用者負担
ここが残念・・・ミラトレの3つの弱み・デメリット
昼食や交通費補助がありません・・。
弱みというほどでもないかも知れませんが、どちらも、回数が多くなるとそれなりに費用もかかりますよね。求職中なのでできれば出費を抑えたいものです。
かといって、昼食や交通費が出るところが自分に合う事業所というわけでもないので難しいですよね・・。
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事業所数が少ない・・・。
現在は首都圏を中心として事業所が14カ所。
もう少し広い範囲に事業所があると利用しやすいかなと思います。
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特化したプログラムはない・・。
ミラトレは一般型の就労移行支援です。
すでにある程度の就労経験がある方にとっては、物足りなさを感じることがあるでしょう。
特化したスキルを身につけたい方にはスキル特化型の事業所がおすすめです。
自身の目的に合った事業所選びが大切です。
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ミラトレの利用方法は?
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1見学申し込み
まずはミラトレ公式サイトへアクセスします。
相談・見学画面へ進むと入力画面へ進みます。
入力項目は10カ所のみ、3分で完了します。
①質問の種類(見学か相談か選択)
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⑨見学希望日(任意)
⑩障害の種類(任意)
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2見学
担当者から見学日の日程調整の連絡が来ますので都合のいい日に見学に行きましょう。
ひとりで行くのが不安な方は保護者の方や信頼できる方と一緒に見学することをおすすめします。
また見学前にミラトレの特長や各種データなどをあらかじめある程度把握しておくとスムーズです。
就労移行事業所には個別ブースが充実しているところ、アットホームなところ、グループワークが活発なところなど事業所の特徴があります。
事業所のカラーが自分に合いそうか事業所の空気感も感じてみてくださいね。
見学後、自分に合いそうだなと思ったら、プログラムの体験を申し込みましょう。
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3体験利用
ミラトレでは利用契約の前に3日間の体験利用ができます。
見学だけではわからなかった自分と事業所との相性も実際にプログラムに参加しながら確かめてみましょう。
体験をしてみて『思ってた感じとちょっと違うかな・・。』と思うこともあるでしょう。
そんな場合は
「他の事業所も見学してみたい。」
「少し考えてからお返事したい。」など素直に担当の方に伝えてOKです。
その時の対応もしっかりと見て利用するかどうか決めて下さい!
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4受給者証発行・契約
利用申し込みをする場合は就労支援サービスを利用するための手続きに進みます。
「受給者証」の取得には事業所スタッフのサポートがあるので安心です。
>>>解説!就労支援を受けるために必要な受給者証の申請手続きのポイントは?
ミラトレ 事業所の場所は?
ミラトレに向いている人 まとめ
ここまでミラトレの強みや評判、口コミについて調査してきました。
ミラトレは総合一般型の事業所で、どなたにも利用しやすいプログラム構成であるのがメリットです。
就労経験が長い方にとっては少し物足りなく感じることがあるかもしれません。
ココ!
息子が通っています
50代女性