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未来を切り開く!発達障害の人が転職で成功する5つの秘訣とは?

発達障害 転職
  • 自分に合う仕事が見つからず転職を繰り返している・・・
  • いつも仕事が評価されず転職に自信がない・・
  • どうしたらうまく仕事ができるかわからず悩んでいる・・・

発達障害を抱える人の中には、自身の個性や能力が十分に評価されず、悩んだり、自己肯定感を失ってしまう人も多いかもしれません。

仕事の内容によってはコミュニケーション力の課題や集中力や忍耐力の不足などマイナスの部分が、その一方で、創造性や直感力、独自の視点や感性など、独自の能力を持っていることが多いです。

この記事では、発達障害を抱える人が転職を検討する際に、成功するための5つの秘訣を紹介しています。

この記事を書いた人

公認心理師のサイトスです。

現在は複数の企業でメンタルヘルス関連の研修やカウンセリングを行っています。

1. 発達障害について正しい理解を深める

発達障害は、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害、発達性協調運動障害(DCD)など、様々な種類があります。

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それぞれの障害には、特有の症状や特性があり、その症状や特性も人それぞれ異なります。

例えば、ASDでは、社交的なコミュニケーションの困難や独特な興味関心・行動パターンなどが見られます。一方、ADHDでは、集中力や注意力に問題があり、行動の抑制が困難なため、落ち着きがなくなりがちです。

発達障害の症状や特性は、周囲の人々からは理解されにくいことがあり、働きづらさを感じることもあるかも知れません。

しかし、自分自身の発達障害について正しい理解を深め、自分自身の得意なことや苦手なこと、自分自身が求める働き方などを見つけ、自分自身の特性に合った働き方を選択することで、働きやすい環境を作ることができます。

発達障害についての正しい理解は、自分自身だけでなく、周囲の人々にも大切です。周囲の人々にも正しい理解を促すことで、職場や社会全体がより理解ある環境になることが期待できます。

そのためにも、自分自身の発達障害について正しい理解を深め、積極的に周囲の人々とコミュニケーションをとることが重要です。

2. 自分に合った働き方を見つける

発達障害を持つ人は、コミュニケーションや集中力の課題を抱えている場合も多いため、その特性を踏まえた上で自分に合った働き方を見つけることが転職成功のために非常に重要です。

  • 自分自身の性格や能力を知った上で、自宅でのテレワークやフレックスタイム制など、柔軟な働き方ができる職場を選ぶ。
  • 自分が集中しやすい環境や、コミュニケーションに苦手意識がある場合は、非対面の仕事やチャットツールを活用する。

このように自分に合った方法を見つけることが大切です。

また職場でのサポート体制も重要な要素の一つです。

発達障害に特化した支援を行っている企業や、障害者雇用に積極的な企業を選ぶことで、職場でのストレスを軽減するまた、専門のコーチングやカウンセリングを受けることで、自己理解を深めることができ、自己啓発につながることもあります。

自分に合った働き方を見つけることは、転職成功に必要な重要な要素の一つです。

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3.働くためのスキルアップを積極的に行う

発達障害のある人が転職で成功するためには、適職につくだけでなくスキルアップも重要です。

自分自身が働く上で必要なスキルを身につけ、定期的に自己評価を行うことで、キャリアアップにつながります。

たとえば、発達障害を持つ人にとって、ルーティンワークや単調な作業は得意かもしれませんが、新しいスキルや知識を身につけることで、より高度な仕事にも挑戦できるようになります。

自己啓発書やビジネス書、専門書などを読んで学習することや、講座や研修に参加することもおすすめです。

また、同じ職場や業界の人たちとのコミュニケーションを通じて、新しい知識や情報を得ることもできます。こうした学びを自分自身の経験やスキルに取り入れることやフィードバックを受けることで成長にもつながります。

自分の弱点や改善点を把握し、改善することで、より積極的にスキルアップに取り組めるようになり、転職にも役立つでしょう。

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4. 就労移行支援サービスを活用する

発達障害のある人が転職を考える場合、自分に合った職場や業種の選定や、面接の対策、職場でのトラブル解決などに悩むことが多いかもしれません。

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そんなときに活用できるのが、就労移行支援サービスです。

就労移行支援とは、発達障害を持つ人が職場で働くために必要なスキルや能力を身につけ、その人に合った適職を見つけるための支援を行うサービスです。

専門のカウンセラーや支援員が、個々のニーズに合わせたカウンセリングやトレーニングを提供し、就労に必要なスキルを身につけるためのサポートを行っています。

具体的には、コミュニケーションスキルや問題解決スキル、時間管理スキルなどのトレーニングを行い、職場でのトラブル解決の仕方や、ストレス管理の方法なども教えてくれます。

また、職場の人間関係を築くためのアドバイスや、職場でのルールやマナーなどの説明も行われます。

発達障害のある人が、就職活動や職場での生活をよりスムーズに進めるために、就労移行支援サービスを活用することをおすすめします。

就労移行支援 よくある質問

一般就労を希望する障害のある方へ、就労に必要なスキルを身につけるためのプログラムを提供し、就職活動、職場への定着支援を行う福祉サービスになります。

障害者手帳の有無によらず、医師による診断書があったり、就職に困難がある場合なども利用が認められますのでまずはご相談ください。

一人ひとりの体調等に配慮しながら、個別に通所日程を設定していますので安心ください。

見学は随時受け付けています。事前に予約の上お越しください。

就労のためのトレーニングがが中心のため、工賃は発生しません。

原則として2年間です。 就労移行支援を1年間利用して就職後、離職。再び移行支援を利用する場合は残りの1年を利用できます。 場合によっては1年の延長が許可されることもあるので、まずは相談してみましょう。

昼食の補助がある事業所もあります。 事業所によりますので確認してみましょう。 【東京】昼食提供・交通費補助あり!のおすすめ就労移行支援事業所

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自分の目的に合った就労移行支援事業所を選ぶ

就労移行支援事業所は大きく分けて3つのタイプに分かれます。

就労移行支援3つのタイプ
  • 一般型 :一般的な就職支援を行うタイプの就労移行支援サービスです。
  • スキル特化型:特定のスキルを身につけることに特化した就労移行支援サービスです。
  • 障害特化型:障害者の特性に合わせた就職支援を行うタイプの就労移行支援サービスです。

自分の目的に合わない事業所を選んでしまうと”就労移行支援は意味がない”と感じてしまうかもしれません。

実際にいくつかの事業所に見学に行き比較検討してくださいね。

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就労移行支援サービスのデメリット

就労移行支援サービスは障害のある人が就職するために必要なスキルや知識を身に付けるための訓練や、職場で困ったことがあった場合のサポートを提供するためのサービスなため、工賃や給与がもらえるわけではありません。

またアルバイトなどと併用して利用することも原則認められていません。

就労移行支援サービスは多くの人が無料で利用することができますが(前年の収入によって利用料が発生する場合もあります。)、サービスを利用する間の収入を得ることができないことがデメリットとも言えるでしょう。

その場合は、交通費や昼食サービスのある事業所を利用して経済的な負担をなるべく抑える工夫も必要です。

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5. 障害者手帳を取得して転職エージェントを利用する

体調も安定し、トレーニングも特に必要ないのですぐに転職したい!という方は、障害者手帳を取得し障害者雇用枠の求人に応募することも検討してみましょう。

障害者手帳を持っていると、障害者向けの転職エージェントを利用することができ、専任のプロのアドバイザーが求職者のスキルや経験、キャリアプランなどをヒアリングして、求人情報を提供してくれます。

個人で自分の特性に合った障害者枠の求人を探すのは難しく、書類審査が通らずに苦戦する場合が多いのが現状です。

転職エージェントには、ハローワークなどには登録されていない非公開の求人も多く、これまでの経歴や希望を元に求人をマッチングしてくれるので効率的と言えるでしょう。

おすすめの転職エージェントは?
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まとめ

この記事では、発達障害を持つ方が転職を成功させるために欠かせない5つのポイントを紹介しました。

まずは自分自身の特性を理解し、自分が得意なことや興味を持っていることを考え、それに合った職種を見つけることが大切です。

自分一人で悩まずに、就労移行支援サービスを利用して自己理解やスキルアップをすることで、自分に合った魅力的な仕事を見つけることができます。

さらに、障害者手帳をお持ちの方は転職活動の伴走型サポートをしてくれる転職エージェントを利用して効率よく転職活動を行うことをおすすめします。

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