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【注目!】障害者雇用 求人の多い職種ランキングを発表!

障害者雇用求人の多い職種ランキング

「障害者雇用ってどんな求人があるの?」
「早く社会復帰がしたい」
「今も障害者雇用で働いてるけど、職場が合わないから転職しようかな」

そのような気持ちを持っている方は多くいらっしゃいます。様々な思いで社会復帰という新たな一歩を踏み出そうとし、今この記事へ辿り着いたのだと思います。

この記事では求人の多い職種ランキングの紹介とともに、障害者雇用への不安を解消するためのサポートを紹介します。「障害者雇用で働きたい」と考え出したあなたなら、そのサポートを頼る力も持っていることでしょう。

障害者雇用の求人が多い職種ランキング

まずは求人の多い職種ランキングを1位からご紹介です。

データは厚生労働省の発表しているハローワークを通じた職業紹介状況に基づいています。なお、障害種別、地域ごとにも特色がありますが、ここではその区別はつけていません。

求人が多い職種ランキング

1位:運搬・清掃・包装等の職業……32.6%
2位:事務的職業……23.1%
3位:サービスの職業……12.2%
4位:生産工程の職業……11.7%
5位:専門的・技術的職業……7.3%
6位:販売の職業……4.4%
7位:農林漁業の職業……3.2%
8位:輸送・機械運転の職業……2.9%
9位:保安の職業……1.2%
10位:建設・採掘の職業……1.2%
11位:管理的職業……0.1%

障害者雇用なら安心して働ける?

障害者雇用なら安心?


残念ながら障害者雇用の求人だからと言って、必ずしも安心して働ける環境とは言い切れません。求職者の特性に向いた職種が、求人の多さとあてはまっているとも言えません。

障害者雇用は「一般就労」とも言われます。主に「福祉的就労」の場で用いられる言葉で、福祉的就労から一般就労へというステップアップを目指しています。

就労への準備が整っていない場合は障害者雇用の前に、福祉的就労や就労移行支援を視野に入れることもお勧めします。

なぜならば、まずはご自身にあった仕事や働き方を見つける必要があるからです。例えば、通院が2週間おきの平日にあるとしたら、月に2〜3回は休まなくてはなりません。また1日8時間の週5日連続勤務を求められたり、障害の知識がない人と働いたりすることもあります。

これまで休養をしていた人が突然このような環境に置かれれば、障害の有無にかかわらずストレスとなってしまいます。

現実には、障害者雇用とはしばしば企業の「義務」として雇用せざるを得ない場合も多く、「障害があっても配慮があれば働ける自己実現の場」とは異なる現場があります。「義務だから雇用したけど配慮がわからない」という企業も少なからず存在します。

しかし中には障害者雇用で一般企業に務め自立した生活を送っている方もいます。そのような方はいったい何が違うのでしょうか?

障害者雇用で長期就労が可能な人は?


障害者雇用が初めての人は「うまくいくだろうか、続けられるだろうか」と不安がいっぱいです。あるいは既に障害者雇用で働いているけど、何らかの理由で転職したいと考えているのでしょう。

就職が決まると多くの人が張り切って出社します。ですが悲しいことに、なかには1か月でやめられる方も少なくありません。一方では5年以上続く方や、チームリーダーを任される方もいます。

両者とも初めの熱量は一緒なのに、どうして結果が変わってくるのでしょうか?

継続した就労が行える人とそうでない人の違いはなんでしょうか?

就労が継続できる人が理解していること

・自分に向いてる仕事がわかっている。
(例)座ってコツコツこなすのがいいのか、身体を動かす立ち仕事がいいのか?

・自分に合う働き方がわかっている。
(例)出勤時間や勤務時間は? 休日のとり方は?

・自分の長所短所を理解し、どのような配慮が必要か理解している。
(例)立ち仕事や複雑な工程もこなせるが、大きな音が苦手なので仕事中に耳栓をしたい。

・ヘルプの出し方を理解している。
(例)職場のちょっとしたことが気になる場合、それを誰かに相談して現場と調整してもらうか? 我慢して仕事に行けなくなるか?

あなたは
どう?

短期間でやめてしまう方は、一人で頑張ろうとして知らない間に限界を迎えています。そして病状が悪化して休養に戻り、復帰までにさらに時間がかかります。

長期間の勤務で仕事が認められ昇格する人は、それまでに上記のような自己理解をしている方が多いです。

最初は家から出られず身だしなみも整えられなかった人が、就労移行支援を利用したり、就労継続支援で働くうちに変わってきます。小さなステップを踏みながら、様々な支援者に見守られサポートを受けることで「どのような仕事があっているのか? どのような働き方なら続けられるのか?」といった具体的な将来が見えてきます。

本人は無理のない仕事で、周囲からのサポートも継続的に受けられるので長期間務めることが出来るのです。

障害者雇用で受けられるサポートは?

上記のような自己理解を深めた状態での就職活動は、一人で行うことは困難です。就職後にも継続的な支援を受けることで、安定した勤務が可能となります。そのためのサポートは多くありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

主治医への相談


障害者雇用の求人はハローワークに出ています。ハローワークで実際に障害者雇用枠で活動しようとすると、主治医の意見書が必要になります。

主治医は薬の副作用やあなたのこれまでの病歴から、どれくらいの就労が可能かを判断します。

働きだしてからは生活リズムや環境が大きく変わります。今後も体調を安定させるために、僅かな変化も相談しましょう。

就労移行支援や就労継続支援の検討

福祉的就労・一般就労


主治医から「フルタイムでの就労は難しい」と言われたり、本人も「いきなりフルタイムで働けるだろうか」という不安がある方は、就労継続支援や就労移行支援を利用すると良いでしょう。

就労継続支援には雇用契約を結ぶ就労継続支援A型と雇用契約を結ばない就労継続支援B型があります。

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就労移行支援は原則2年しか使えないとされている分、一般就労への実践的な訓練の場となっています。希望する企業への見学や実習もあります。

また最近ではオンラインの訓練も可能な事業所も増えてきています。一般就労してからも、就労定着支援をうけることができるので、体調の変化、生活や職場の困りごとも相談にのってくれます。

就労移行支援とは?

一般就労を希望する障害のある方へ、就労に必要なスキルを身につけるためのプログラムを提供し、就職活動、職場への定着支援を行う福祉サービスになります。
障害者手帳を持っていない方でも、医師の診断や定期的な通院を行っていれば、利用可能な場合があります。
事業所によっても違いがありますが、週1回から通えるところも多いです。生活リズムを整えながら無理のない範囲で通い始め、様子を見ながら就労にむけた準備を整えていきましょう。 専門的なスキルの取得を目指す場合などは、ある程度の通所回数が決められている場合もあるので確認しましょう。
利用料金は世帯所得(本人と配偶者)に応じて、「負担上限月額区分」が決められています。
区分世帯の収入状況負担上限月額
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯(注1)0円
一般1市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3)。9,300円
一般2上記以外37,200円
現在の状況やご希望によって様々ですが、早い方で半年ほど、じっくりと時間をかけてトレーニングしたい方やスキルの習得を目指す方は1年半~2年通われています。 すでに就職の準備が整っており、早期の就職を考えている方は転職エージェントをお勧めします。障害者向け 就職・転職エージェントおすすめ6選
原則として2年間です。 就労移行支援を1年間利用して就職後、離職。再び移行支援を利用する場合は残りの1年を利用できます。 場合によっては1年の延長が許可されることもあるので、まずは相談することが大事ですね。
コミュニケーション、障害理解、自己理解などの講座。ビジネスマナー、PCスキル、企業実習などの就労に必要なスキルを身につけるためのプログラム。応募書類の作成、面接練習など就活に必要な対策など多岐にわたったトレーニングがあります。 事業所によって強みが違うので複数の事業所に見学に行きしっかりと選びましょう。 タイプ別 就労移行支援ランキング
障害の特性として通勤がハードル高く感じる方もいるでしょう。在宅訓練可能な事業所も増えてきています。 事業所に確認することをおすすめします。
昼食の補助がある事業所もあります。 事業所によりますので確認してみましょう。 【東京】昼食提供・交通費補助あり!のおすすめ就労移行支援事業所
原則的には就労移行支援は働くために必要なトレーニングやサポートを受ける場ですので、すでに仕事をされている在職中(休職中)の方は利用できません。 ただし、自治体や事業所が支援が必要と認めてくれれば利用が可能です。例外の対応ですのでハードルは高いと言えます。 在職中の方で転職を考えている方は障害者向けの転職エージェントの利用も検討しましょう。 就職・転職エージェントおすすめ6選

支援センターの活用


支援センターには以下のようなものがあります。

地域生活支援センター
障害者職業センター
障害者就業・生活支援センター

地域生活支援センターは生活全般、職業センターは主に就業に関して、障害者就業・生活支援センターは就業面と生活面の両方をサポートしてくれる相談場所です。後者の2つは求職者だけではなく、事業主の相談場所にもなっています。

相談とは話を聞くだけではなく実践的なことも含みます。例えばジョブコーチの派遣もそうです。ジョブコーチは一緒に現場に入って支援してくれることもあるので、働く人と現場の双方の安心感につながります。

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相談場所の確保


その他にも、自身にとって相談しやすい場所を作っておきましょう。病院によってはカウンセリングやデイケアが併設しているところもあります。

上記に挙げたいずれかのサポートを一つでも頼ることが出来れば、そこから支援の輪が広がっていきます。中にはご自身と相性のいい場所や支援員と出会って、長期にわたって支えとなってくれることもあります。

社会復帰を目指すには支援機関を頼ろう

「障害者雇用の求人の多い職種を知りたい」と就職活動を頑張るのも素晴らしいことですが、もしも一抹の不安があるようでしたら、ぜひ支援機関を頼ってください。そこにはあなたの不安を真摯に受け止めて、どのようなサポートが必要かを一緒に考えてくれる人々がそろっています。

多くの方は一般企業に務めたいと願われていますが、そこへ至るまでのステップは障害者雇用だけではありません。これまであげた様々な支援機関の一つでも頼ることが出来れば、あなたの不安は少しでも解消されるでしょう。

そして一般企業への就労が叶うと、働き方によっては給料も上がり社会保険やボーナスもつきます。中には車を買ったり、一人暮らしを始めたり、新たな友達を作ったりと充実した生活を手に入れる方もいます。

あなたの踏み出した一歩は勇気のある大きな一歩です。少しでもこれからの道を歩きやすくできるように、ぜひお気軽に支援機関に頼ってみてくださいね。

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参考:
令和3年 障害者雇用状況の集計結果』厚生労働省
令和3年度 ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などの取りまとめを公表します』厚生労働省
障害者の方への施策』厚生労働省

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